【寄稿】マガジン9: 脱線国家を、道に戻そう

2016年6月29日、マガジン9さんに寄稿しました。

意思決定の仕組みが…

「憲法」は、《人間のために働く国家》のあり方を確定したルールです。これを守る統治が「立憲主義」です。今、もっとも深刻な問題は、統治者が守るべきルールを守らない、とりわけ《権力を分散させて独裁を防ぐ》という立憲主義の土台を踏み外していることです。議会も、裁判所も、政権(行政府)の追認機関としてしか働けないという状態は、長い間続いていました。政府が安保関連法案を国会に提出したとき、集団的自衛権行使容認の根拠とされた「砂川事件」最高裁判決は、まさにこの流れを決定づけた判決でした。今ではここに「司法の独立」に反する政治的干渉があったことが知られています。私たちはこれを当たり前のことと思ってはいけないのです…

情報源: 脱線国家を、道に戻そう 〜志田陽子(安保法制違憲訴訟原告)│注目!「安保法制違憲訴訟」 | マガジン9

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