2020年7月から、東京新聞「新聞を読んで」の執筆者として、4週に1本ずつ書いていす。3本目は、「首相辞任報道と知る権利」と題して、8月末の前首相辞任表明から1週間、各紙が何を主眼において報じたかについて書きました。
東京新聞「新聞を読んで」執筆
Yahoo!個人オーサーページに論説投稿
「反検閲マニュアル」監訳・監修
NPO法人「うぐいすリボン」翻訳・発行による全米反検閲連盟発行の「反検閲マニュアル」翻訳版(PDF版および冊子版)の監修・監訳を務めました。
A Manual for Art Freedom / A Manual for Art Censorship (芸術の自由マニュアル / 芸術の検閲マニュアル)日本語版(2020)
監修・監訳:志田陽子 (憲法学者/武蔵野美術大学教授)
監訳:山口貴士 (日本国弁護士/カリフォルニア州弁護士)
編集:荻野幸太郎/装丁:山田久美子
発行:特定非営利活動法人うぐいすリボン
NPO法人うぐいすリボンのサイトはこちらです。著者のスヴェトラーナ・ミンチェバさんのメッセージ・ビデオも視聴できます。
週刊金曜日に論説掲載
憲法53条は、《多数決主義》とは別の面から民主主義を支えている。国会という場は、結果(表決)だけを目的としているのではなく、国民の「知る権利」に応えるための質疑・討論・調査の場でもある。53条は、そうした《場》を開くための足場として、日本の民主主義を単なる数の民主主義でなく、熟議による民主主義へと下支えする役割を果たしている。この要求を、数に奢(おご)って黙殺することを許さないのが、この条文の眼目である。…
『うたごえ新聞』に紹介記事掲載
うたごえ新聞の8月10日号に、「歌でつなぐ憲法の話」の活動を紹介するインタビュー記事を掲載していただきました。憲法を支える文化や「表現の自由」に関する志田の考え方も丁寧に扱ってもらった、ロングインタビューです。
東京新聞「新聞を読んで」執筆
2020年7月から、東京新聞「新聞を読んで」の執筆担当者になりました。 2021年6月までの1年間、4週に一度ずつ書いていきます。 2本目は、SNS誹謗中傷問題 について書かせていただきました。
図書新聞「 2020 年上半期 読書アンケート 」に寄稿
① 津田大介 監修 、あいちトリエンナーレ実行委員会(編集) 『あいちトリエンナーレ 2019 情の時代 Taming Y/Our Passion 《 AICHI TRIENNALE 2019: Taming Y/Our Passion 》』(生活の友社 2020年4月)
② 毎日新聞取材班『公文書危機 闇に葬られた記録』(毎日新聞出版 2020年6月)
③ ダニエル・キーツ・シトロン (著), 明戸隆浩 , 唐澤貴洋 , 原田學植 大川紀男『サイバーハラスメント 現実へと溢れ出すヘイトクライム』 (明石書店 2020年6月)
マスコミ倫理懇談会で講演
2020年7月23日、マスコミ倫理懇談会のお招きで、「 SNS 表現の自由・責任・法の限界」と題して 講演講師を務めました。法律によってすべてを解決することはできない、そこを見極めた上で、法制度の見直しは様々な副作用までを視野に入れて行っていく必要があることを論じました。
Yahoo!個人オーサーに論説投稿
電子ジャーナル「シノドス」に論説掲載
「捏造」という発言をめぐって争われていた名誉毀損裁判について、2020年11月18日に最高裁決定が出ました。志田はこれの原審となる札幌高裁の控訴審の段階で、意見書を提出させていただいていました。論争に公共性があることは確かですので刑法230条の2の規定による免責の有無が論点となることは正当なことですが、指弾を受けた論述に過誤があるということと「捏造」(ないし「ねつ造」)という言葉は、異なるものです。したがって、この言葉の内容に対応した「真 実相当性」の認定が必要であるという見解を述べました。この見解が顧慮されなかったことは大変残念です。
そのときの意見書の趣旨をもっと一般論化させた内容を、さらに「ですます」調のやさしい言葉に直したものを、この7月に「シノドス」様に掲載していただいておりました。この時機に必要な問題提起として、あらためてシェアします。(2020年11月20日記)