1.憲法――多文化社会・文化的衝突と憲法理論
アメリカでは、政治過程における「社会的争点」(宗教的倫理観や人工妊娠中絶問題や同性愛者の平等権問題)への関心が「文化戦争culture wars」と呼ばれるほどの特殊な現れ方を見せることがある。この状況の中に見られる憲法問題性を洗い出すこと、多文化社会の進展の中で自由放任ではすまされない規範的解決を要する問題場面を明確化することを、研究関心としている。これまでのところ、アメリカと日本を研究対象としてきたが、現在の世界が直面している課題に照らして、考察対象をより広く設定する必要を感じている。上記の研究によって得た知見を足場としつつ、さまざまな文化的衝突現象と憲法との関係に考察対象と広げていきたい。
2.言論法・芸術と法
このテーマ領域では、研究的関心と同時に、美術教育機関にとって必要な法知識を収集し、その共有を促進するという実践的目的をもって取り込んでいる。表現活動に関連する各種の技術やインフラストラクチャーの発展に伴い、芸術・デザインの領域において法学教育の必要度が増してきている。また、芸術・デザインが《社会に対してできること》を把握し、その方向での表現者の活動を支援する法理論も必要である。この社会ニーズに応えるために、法律ジャンルの枠を超えた《芸術法学》と言うべき領域の確立が必要になっており、これを基づいた芸術法教育も必要となっている。とくに2019年以降は日本社会の全体が、芸術祭など公的芸術助成と法のかかわりを整理する必要に迫られた。これを受けて、①この社会ニーズを研究対象とすること、②それによって得た知見を大学教育や市民教育に生かすこと、と自己の課題をして認識し、常時、取り組んでいる。
3.芸術文化から学ぶ法学
上記の「芸術と法」の関心から派生した研究的・教育的関心として、憲法の知識と思考方法を学生や市民に伝えるために、映画や音楽、絵画などの文化的所産を題材とする《エピソード解説型法学教育》を続けている。
「憲法はもともと、現実の歴史の中から生まれてきた、大変にリアルな問題を扱った文書である。それらが獲得されてきた歴史を想像力をもって見ることは、文学や大河ドラマに匹敵する魅力的な知的営為となる。一方、映像によってリアルなイメージを得たあとは、もう一度、憲法の抽象性(普遍性)に思考を戻すことを心がけている。憲法は濾過され純化された言葉になっているからこそ、数十年・数百年を経た今でも、国家と人間とをつなぐ要としての生命力を持っている。これを示すことが、憲法教員の役割だと考えている。」 『映画で学ぶ憲法』(2014年)はしがき・あとがきより抜粋
4.助成採択による研究テーマ
「アメリカにおける映画をめぐる文化現象と憲法:映画検閲から文化芸術助成まで」科学研究費等補助金採択研究・基盤研究C(2017年度-2020年度)
「美術教育の一環としての法・社会倫理教育の改善」武蔵野美術大学2017年度 教育改革助成
「美術教育と法知識の連携--《美術の言葉》と《法の知識》をつなぐ」武蔵野美術大学2011‐2013年度 共同研究助成
主著
所属学会、社会団体
憲法理論研究会、全国憲法研究会、公法学会、国際人権学会、日本科学者会議、一般社団法人・日本ペンクラブ(会員)、公益社団法人・自由人権協会(会員)、日本女性法律家協会(会員)
学会・研究会報告(主要なもの)
- 講演「表現・芸術・学問と行政 あいちトリエンナーレから日本学術会議まで」2020年12月23日、於弁護士会館クレオA&オンライン、法曹親和会主催、東京弁護士会後援
- 講演「芸術の自由と憲法」 シンポジウム「公共政策におけるアートの位置を問いなおす」、2020年2月2日、AMSEA(東京大学・社会を指向する芸術のためのアートマネジメント育成事業)主催
- 報告「メディア表現とジェンダー・セクシュアリティ問題:多様性確保の困難性」 ジェンダー法学会、2018年12月
- 報告「匿名性:国家から把握されずにいる自由」 2012年10月、公法学会
- 報告「多文化主義とジェンダー」 2011年10月、全国憲法研究会
- 報告「比較の中の憲法動態:『危機』の言説と『社会的争点』」 2004年10月、全国憲法研究会
(学会報告、研究会報告の詳細情報は「業績一覧」に記載)
担当授業科目
- 「日本国憲法」:憲法を足場にして社会を見る目を養う。教職必修科目としての「日本国憲法」では、教育を目指す学生に必要なリーガルマインドと憲法知識を伝えるという観点から、教授内容をアレンジしている。武蔵野美術大学、早稲田大学商学部、同・文学部などで担当。
- 「表現の自由と法」:憲法21条「表現の自由」をめぐる多様な問題について扱う授業。憲法21条「表現の自由」の意義、「表現の自由」とときに衝突する人格権、多文化共生社会における自由とルールを考える、といった内容の授業を行っている。武蔵野美術大学、早稲田大学商学部、同・文学部などで担当。
- 「知的財産法」:著作権法を中心に、表現者が知っておくべき知的財産法の基礎知識を学ぶ。武蔵野美術大学で担当。
- 「芸術・情報と社会倫理」:上記の2つの法ジャンルを、とくに芸術・デザインを志す現役大学生向けの必須項目に絞った初学者向け講座。武蔵野美術大学および東京都立大学システムデザイン学部で担当。
- 「映画で学ぶ憲法」映画を題材に、法学(主に憲法)の基礎概念と思考法を学ぶ授業。
業績一覧
著書・編著
- 『映画で学ぶ憲法 Ⅱ』(共編著)(法律文化社、2021年3月)
- 『初学者のための憲法学 改訂版』(北樹出版、2021年3月)
- 『10代からの批判的思考』(共著・名嶋義直編)(明石書店、2020年5月)
- 『「表現の自由」の明日へ 一人ひとりのために、共存社会のために』(単著)(大月書店、2018年10月)
- 『国会を取り戻そう! 議会制民主主義の明日のために』(共著)(石川裕一郎・石埼学・清末愛砂・志田陽子・永山茂樹編著、現代人文社、2018年)
- 『あたらしい表現活動と法』(編著)(武蔵野美術大学出版局、2018年4月)(教科書)
- 『合格水準 教職のための憲法』(編著)(法律文化社、2017年11月)(教科書)
- 『表現者のための憲法入門』(単著)(武蔵野美術大学出版局、2015年)
- 『映画で学ぶ憲法』(編著)(法律文化社、2014年)
- 『新版 表現活動と法』(単著)(武蔵野美術大学出版局、2009年)
- 『文化戦争と憲法理論 アイデンティティの相剋と模索』(単著)(法律文化社、2006年)(2007年博士号取得論文)
- 『表現活動と法』(単著)(武蔵野美術大学出版局、2002年)
研究成果公開冊子(企画・編集・執筆)および継続中の研究活動
- 当ホームページ「志田陽子オフィシャル」で研究活動・成果概要を随時公開
- 成果公開冊子『芸術と法』 武蔵野美術大学造形研究センター2008
- 2012成果公開冊子別冊、武蔵野美術大学造形研究センター平成25年(2013年)5月31日発行)(企画編集および序論「研究教育領域としての芸術法学の進展と美術館図書館の社会的意義」p.7-12 )
- 成果公開冊子『2012特別映像講座「映画で学ぶ憲法」の記録』(編集:板屋緑+志田陽子、武蔵野美術大学造形研究センター2013年3月1日発行)
論文、研究論説(共著学術書、学会誌、紀要、判例評釈、法学系・言論系専門誌、教育書に掲載されたもの)
2020年~2021年
- 判例評論「検索結果削除請求を容認した事例」判例時報2464号(2021年2月1日号)掲載(132-137頁)
- 裁判意見書「憲法53条後段・臨時会召集要求権とこれに係る司法判断のあり方について」(平成30年(ワ)第803号 憲法53条違憲国家賠償請求事件控訴審・福岡高等裁判所に2021年12月15日提出)
- 裁判意見書「学術研究と名誉毀損」 (平成31年(ワ)第422号 損害賠償等請求事件・京都地方裁判所2020年11月9日提出)
- 論説「文化芸術と教育と公共市民文化」『教育』10月号掲載(14-21頁)
- 論説「共存社会の作法の共有を――コロナ禍で再認識した表現の価値」(連載「ヘイトスピーチを考える6」)新聞研究828号(2020年10月号)掲載(38-41頁)
- 裁判意見書「追加意見書」(平成29年(ワ)第54号 安保関連法違憲国家賠償請求事件、 平成30年(ワ)第15号 安保関連法違憲国家賠償請求事件)釧路地方裁判所2020年9月11日提出 ※同月15日、釧路地方裁判所にて学者証人尋問で見解を述べた。
- 論文「「表現の自由」と公的芸術支援 ――芸術と市民文化の連環」法学館憲法研究所報22号(2020年7月号)
- 判例評論「「司法をめぐる動き 解釈すれども判断せず――憲法53条訴訟・那覇地裁判決が投げかけたもの」法と民主主義2020年7月号掲載(50-53頁)
- 翻訳監修・監訳「全米反検閲連盟「芸術の自由マニュアル/芸術の検閲マニュアル」日本語版(2020) NPO法人「うぐいすリボン」(PDF版および冊子版)(監修・監訳:志田陽子、監訳:山口貴士、編集:荻野幸太郎、発行:特定非営利活動法人うぐいすリボン)(原書:A Manual for Art Freedom/A Manual for Art Censorship (2018), Text by Svetlana Mintcheva, Editing by Joy Garnett)
- 裁判意見書「イギリス議会閉会違憲無効判決(2019年9月24日判決)の意義と日本国憲法53条の規範的内容」
- 裁判証拠資料翻訳「イギリス2019年9月24日判決要旨翻訳」
(上記書面2件を3月18日、以下の3件の裁判に提出。平成30年(ワ)第163号 憲法53条違憲国家賠償請求事件・岡山地方裁判所、平成30年(ワ)第803号 憲法53条違憲国家賠償請求事件・那覇地方裁判所、平成30年(行ウ)第392号 憲法53条違憲国家賠償請求事件、東京地方裁判所) - 論文(査読有)「学術研究倫理と名誉毀損
- 武蔵野美術大学研究紀要50号(2020年3月発行)
- 論文「安保法制違憲訴訟に見る深瀬憲法理論」 稲正樹・中村睦男・水島朝穂[編]「平和憲法とともに:深瀬忠一の人と学問」(新教出版社、2020年2月18日)
2016年~2019年
- 裁判意見書「補充意見書」(前橋地方裁判所2019年12月5日提出、平成29年(ワ)第157号 安保法制違憲国家賠償請求事件、平成30年(ワ)第403号 安保法制違憲国家賠償請求事件)
- 裁判意見書「本訴訟原告の訴えと人格権について」(前橋地方裁判所2019年5月提出、平成29年(ワ)第157号 安保法制違憲国家賠償請求事件、平成30年(ワ)第403号 安保法制違憲国家賠償請求事件)
- 論説「「芸術の自由」をめぐる憲法問題――支援の中の「自由」とは」法と民主主義543号(2019年11月号)掲載
- 判例解説「指紋押捺制度の合憲性」別冊ジュリスト245号『憲法判例百選1(第7版)』(有斐閣、2019年11月)
- 論説「文化芸術における自由と公共性――芸術の萎縮と私物化に「NO」というために」ジャーナリズム2019年11月号掲載
- 論説「文化芸術支援の自由と中立―–公は《芸術の空間》を守るのが仕事」ジャーナリズム2019年10月号掲載
- 論説「表現の不自由展・その後」展示中止問題:芸術の自由と行政の中立」議会と自治体2019年10月号掲載
- 論説「《芸術の空間》と共存社会」世界2019年10月号掲載
- 裁判意見書「本件名誉毀損における被害の重大性と真実相当性判断について」(札幌高等裁判所2019年5月提出)(平成30年(ネ)第302号 謝罪広告等請求控訴事件 2020年2月6日判決)
- 判例解説「写真集の輸入と税関検査――メイプルソープ写真集事件」有斐閣別冊ジュリスト241号『メディア判例百選(第2版)』(2018年12月20日発行)126-127頁
- 論文(査読有)「家族:開かれた憲法論に向けて」『日本の科学者』2018年9月号(2018年)pp.24-30
- 裁判意見書「懲戒における適正手続の観点から見た解雇の有効性」寄川条路編『大学における〈学問・教育・表現の自由〉を問う』(法律文化社2018年12月1日発行)24-84頁(東京地方裁判所提出の意見書が、後日、裁判記録冊子に収録されたもの)
- 裁判意見書「懲戒における「法の適正手続」と「表現の自由」」(最高裁判所2018(平成30)年9月25日提出、平成30(分)1「裁判官に対する懲戒申立て事件」平成30年10月17日最高裁判所大法廷 決定(民集第72巻5号890頁))
- 裁判意見書「懲戒における適正手続の観点から見た解雇の有効性」(東京地方裁判所2018年4月提出、平成28年(ワ)第41597号 地位確認等請求事件」、2016年提訴、2018年6月28日判決)
- 判例解説「社会教育と表現の自由(9条俳句公民館便り不掲載事件)」TKCローライブラリー『新・判例解説Watch憲法No.136』文献番号z18817009-00-0113615 (2018年1月12日掲載)
- 論説「LGBTと自律・平等・尊厳――なぜ憲法問題なのか」法学セミナー753号(2017年10月号)pp.60-63
- 論説「地方自治体と市民の”基礎体力” : 「集会の自由」の意味を考える」議会と自治体234号(2017年10月)pp.80-90
- 論説「女子差別撤廃の課題とシンボルをめぐる法理論」日本女性法律家協会会報55号(2017年6月)pp.37-45
- 解説「表現内容に基づく規制:わいせつ表現・差別的性表現を中心に」阪口正二郎・毛利透・愛敬浩二編『なぜ表現の自由か――理論的視座と現況への問い』(法律文化社)(2017年6月)pp.64-79
- 解説「ろくでなし子裁判と性表現規制」阪口正二郎・毛利透・愛敬浩二編『なぜ表現の自由か――理論的視座と現況への問い』(法律文化社)(2017年6月)pp.180-186
- 論説「婚姻と家族をめぐる憲法訴訟における『変化』」月報司法書士543号(2017年5月)pp.13-21
- 論説「ステレオタイプの政治を超えて──トランプ現象が可視化したもの」法と民主主義517号、(2017年4月)
- 論文「アメリカにおける風俗統制と権利獲得運動――ストーンウォール事件と憲法論」陶久利彦編著『性風俗と法秩序』(尚学社、2017年3月31日発行)、pp.264-283
- 論説「芸術表現の自由と憲法上の「表現の自由」」北田暁大・神野真吾・竹田恵子編『社会の芸術/芸術という社会 社会とアートの関係、その再創造に向けて』(フィルムアート社、2016年12月25日発行)pp.13-33
- 論説「『芸術の自由』の諸相と憲法」論究ジュリスト19号(有斐閣、2016年11月発行)
- 論説「シンボルをめぐる政治と憲法」法学セミナー(日本評論社)、2016年7月号 pp.45-49
- 論文(査読有) 「アニメ女性キャラクターにおける『ジェンダー・トラブル』」日本アニメーション学会編『機関誌アニメーション研究 第17巻第2号』(2016年6月発行)pp.5-13
- 解説「『シビリアン・コントロール上も問題ない』」榎澤幸広編『失言・名言から考える憲法と政治』(現代人文社、2016年4月)pp. 26-29
- 解説「『声をあげられない人にあたたかいメッセージを発言』」榎澤幸広編『失言・名言から考える憲法と政治』(現代人文社、2016年4月)pp.96-99
- 論文(査読有)「著作権法刑事罰と市民的自由――憲法の基礎理論から」『武蔵野美術大学研究紀要』No.46(武蔵野美術大学、2016年3月)pp. 75-88
2011年~2015年
- 論説「安全保障の岐路――負の遺産からの卒業課題を考える」宍戸常寿・佐々木弘通編『現代社会と憲法学』(弘文堂、2015年11月)pp.211-231
- 判例解説「指紋押捺制度の合憲性」長谷部恭男・石川健治・宍戸常寿編『憲法判例百選Ⅰ』(有斐閣、2013年11月)pp.8-9
- 論文「匿名性:《国家から把握されずにいる自由》の側面から」日本公法学会編『公法研究』第75号(有斐閣、2013年10月)pp.104-116
- 判例評釈「住民投票を求める署名名簿の開示と憲法上の「匿名性の保護」:John Doe#1 Et Al. v. Reed, Washington Secretary of State, (2010)」早稲田大学比較法研究所『比較法学』(2013 年10月)
- 論文「多文化主義とジェンダー:憲法学の視座から」GEMC Journal 9、(査読有、東北大学グローバルCOE『グローバル時代の男女共同参画と多文化共生』編集発行、2013年3月)pp.30-44
- 論説「セクシュアリティと人権」石埼学・遠藤比呂通編『沈黙する人権』(法律文化社、2012年5月)pp.55-81
- 論文「多文化主義とジェンダー」全国憲法研究会編『憲法問題23』(三省堂、2012年5月)p.88-98
- 判例評釈「ソドミー法の合衆国憲法適合性――ローレンス対テキサス(Lawrence v. Texas, 539 U.S. 558 (2003)」、谷口洋幸、齊藤笑美子、大島梨沙編著『性的マイノリティ判例解説』(信山社、2011年11月)pp.6-12
- 判例評釈「性的マイノリティの表現の自由と商標権――SFAA対合衆国オリンピック協会(S. F. Arts & Athletics, Inc. v. United States Olympic Committee, 483 U.S. 522 (1987)」、上記『性的マイノリティ判例解説』、(2011年11月)pp. 95-99
- コラム「ヘイト・スピーチと多文化社会と性的マイノリティ」谷口洋幸、齊藤笑美子、大島梨沙編著 『性的マイノリティ判例解説』(信山社、2011年11月)p.100
- 論文「表現の自由とマルチカルチュラリズム」駒村圭吾・鈴木秀美編『表現の自由Ⅰ状況へ』(尚学社、2011年5月)pp.493‐528
- 論文(査読有)「性表現規制と文化戦争」御茶ノ水社会学研究会『Sociology Today 第19号2010年』(2011年4月)pp.14-27
- 論文(査読有)「表現の自由と知的財産保護―アメリカ連邦最高裁の二つの判決を素材に」武蔵野美術大学研究紀要No.41 (2010)(2011年3月)pp.91-101
2006年~2010年
- 論説「セクシュアリティを法の問題として考える」関修・志田哲之編『挑発するセクシュアリティ―法・社会・思想へのアプローチ』(新泉社、2009年3月)pp.23-56
- 解説「多文化主義とマイノリティの権利」杉原泰雄編『新版 体系 憲法事典』(青林書院2008年6月)p.179-182
- 解説「経済的自由権」「法の下の平等」麻生多門編『初学者のための憲法学』(北樹出版、2008年3月)pp. 199-211, 112-127
- 論文「法の言説におけるセクシュアル・マイノリティ問題の呼称をめぐって」早稲田大学大学院法務研究科 臨床法学研究会Law and Practice 第1号(2007年3月)pp.121-137
- 論文「近代国家の軍事化プロセスとジェンダー、セクシュアリティ」岡部あおみ監修『芸術と性差』(武蔵野美術大学ジェンダー・リサーチ共同研究論文集)(武蔵野美術大学芸術文化学科発行、2006年)pp. 190‐211
2001年~2005年
- 論文「比較の中の憲法動態:アメリカの状況・『危機』の言説と『社会的争点』」全国憲法研究会編『憲法問題』16号(三省堂、2005年5月)pp.93‐102
- 論文「文化戦争と民主過程――J.M.バルキンの実体的民主過程論を手がかりに」愛敬浩二・水島朝穂・諸根貞夫編『現代立憲主義の認識と実践――浦田賢治先生古稀記念』(日本評論社、2005年)pp. 113‐146
- 論文「アメリカにおける『アイデンティティの危機?』」憲法理論研究会編『憲法理論叢書13号”危機”の時代と憲法』(敬文堂、2005年)pp.121-124
- 論文(査読有)「アメリカ合衆国におけるヘイト・スピーチ規制立法をめぐる議論――「文化戦争」と公権力の責任」(武蔵野美術大学研究紀要2002-No.33、2003年3月)pp.113-122
- 論文「「文化戦争」と憲法理論――アイデンティティの相克とアメリカ合衆国憲法解釈の新たな試み(1)(2)」法律時報74巻7号pp.73-80、法律時報74巻8号、pp.110-115(日本評論社、2002年6月・7月)
- 論文(査読有)「憲法理論におけるアイデンティティ――D.A.J.リチャーズの構造的不正義論」(武蔵野美術大学研究紀要2001-No.32、2002年3月)pp.69-77
- 論文(査読有)「刑事立法(犯罪を創設する権限)と憲法理論――非犯罪化論、プライヴァシー権論、平等保護」(早稲田法学会誌 第51巻、2001年)
1998年~2000年
- 解説「国務請求権――国家賠償請求権と予防接種事故に対する『国家補償』」浦田賢治編『プリマブック憲法』(法律文化社、2000年4月)
- 論文(査読有)「《排除》と平等・プライヴァシー : アイデンティティ概念の摂取がもたらす帰結の一断面」(早稲田法学会誌 第49巻、1999年)
- 論文「《アイデンティティに対する暴力》と《法表現の権力作用》の相互作用――アメリカにおけるヘイト・バイオレンスと第8修正および平等保護論」(早稲田大学大学院法研論集 第91号、1999年)
- 論文「軍事国家化とジェンダー・セクシュアリティ」浦田賢治編『非核平和の追求』(日本評論社、1999年)pp. 113-146
- 論文「セクシュアリティとプライヴァシー・平等保護:《性の自律》と《同性愛者の権利》をめぐるアメリカ憲法理論の傾向」(早稲田大学大学院法研論集 第85号、1998年)
社会向け論説(一般市民向け解説、コラムなど)
2020年~2021年
- 「市民と行政のための孔子廟違憲判決の読み方」朝日新聞デジタル「論座」2021年3月9日掲載
- 論説「「政教分離」は文化政策・行政を萎縮させるか──孔子廟最高裁判決が文化芸術支援にもたらす影響」美術手帖ウェブ版3月6日掲載
- 論説「自民党有志が新設目指す「国旗損壊罪」は表現の自由を脅かすか? 憲法学者が解説」美術手帖ウェブ版2021年2月2日掲載
- 論説「憲法53条・臨時会召集要求権の意味 日本国憲法における議会制民主主義」議会と自治体275号(2021年2月号)掲載(44-49頁)
- 論説「憲法53条・臨時国会召集裁判の意味 議会制民主主義を支えるもの」朝日新聞デジタル「論座」2021年1月4日掲載
- 新聞記事「憲法を考える 開かぬ臨時国会 民主主義の危機 要求放置した安倍内閣めぐる訴訟、学者ら初めて直接証言」朝日新聞11月24日掲載(10月30日に行った東京地裁での学者証言を扱った特集報道)
- インタビュー記事「安保を考える 敵基地攻撃能力を巡って 語らない首相 責任問えぬ」共同通信社インタビュー(2020年11月20日・長崎新聞などに掲載)
- インタビュー記事「読み解く任命拒否 日本学術会議問題 政治へのアラート無効化」共同通信社インタビュー(2020年10月29日・日本海新聞、高知新聞などに掲載)
- 論説「コロナの時代と「表現の自由」――生存と文化への気づき」議会と自治体2020年10月号掲載(17-22頁)
- 東京新聞「新聞を読んで」を月1回担当(2020年7月から2021年6月まで)
主な論説:「わきまえずに向き合おう」(2021年2月28日掲載)/「核問題 待ったなしの遠望」(同1月31掲載)/「予算案とくらしの間」(2020年12月27日掲載)/「警鐘鳴らぬ社会の危うさ」(同11月1日掲載)/「桜問題、木を見て森を…」(同11月29日掲載)/「安保法国会から5年」(同10月4日掲載)など。 - インタビュー記事「SNS が牙をむく時 松谷創一朗さん、荻上チキさん、志田陽子さん」朝日新聞デジタル「耕論」2020年 7 月1日掲載
- インタビュー記事「匿名の刃~SNS暴力考 SNS中傷規制:政治に批判的な言論、封じる懸念」 毎日新聞デジタル 2020年6月11日掲載
- 論説「「誹謗中傷」と「批判」の違いとは何か? 美術批評の視点から」美術手帖ウェブ版2020年6月6日掲載
- 論説インタビュー「文化芸術基本法を活用して「表現の自由」の危機に抗おう」週刊金曜日2020年5月29日号掲載
- 論説「「捏造」という言葉の重さについて――批判の自由か《排除》か」電子ジャーナル「α-シノドス」5月30日号掲載(有料版)、電子ジャーナル「シノドス」7月20日掲載(無料版)
- 論説「表現の自由」のための自律――緊急事態宣言と「集会の自由」電子ジャーナル「シノドス」2020年4月7日掲載
- 2020年3月よりYahoo!ニュース・個人オーサーとして論説ページを開設。「表現の自由」関係の時事問題について、随時、解説記事を投稿
主な投稿論説:「わきまえず向き合うべき「公共」――失言批判を超えて」(2021年2月28日投稿)/「憲法53条裁判を考える――「知る権利」と民主主義の質」(同1月6日投稿)/「日本学術会議任命拒否問題がもたらしている言論空間の歪み」(2020年11月26日投稿)/「ろくでなし子裁判・最高裁判決は何を裁いたのか ――刑事罰は真に必要なことに絞るべき」(同7月17日投稿)/「ネット中傷への法規制、議論が本格化――「木村花さん問題」を受けた対応に求められる熟慮」(同5月26日投稿)/「アーティストが《自由に発言すること》の社会的意味 ― 検察庁法改正問題が起こした市民意識の変容」(同5月18日投稿)/「「あいちトリエンナーレ2019」補助金交付で得るものと失うものーーハッピーエンドと言えない理由」(同3月27日投稿)
2000年~2019年
- 論説「自由と支援の間の不自由――あいちトリエンナーレ2019展示中止問題 」アジア女性資料センター発行「女たちの21世紀」No.100(2019年12月)
- 論説「11月3日 文化の日はだれの誕生日?」朝日新聞デジタル「論座」、2019年11月2日掲載
- 解説「検閲」朝日新聞2019年10月26日、「ひもとく」欄に掲載
- インタビュー「「あいちトリエンナーレ」で公権力が表現内容に介入」ふぇみん婦人民主新聞、2019年10月25日号掲載
- 論説「市長の座るべき場所」東京新聞、2019年10月18日夕刊掲載
- ロングインタビュー(前篇)「選挙演説へのヤジ排除は「なぜ許されない」? 憲法学者・志田陽子氏に聞く「表現の自由」」サイゾーウーマン、2019年10月9日掲載
- ロングインタビュー(後編)「「韓国ヘイト」への批判は「表現の自由」を脅かすのか? 憲法学者・志田陽子氏の見解」サイゾーウーマン2019年10月10日掲載
- 論説「識者評論 芸術祭への補助金不交付 文化支援の意味 まず確認を」共同通信社2019年10月1日配信、中國新聞(10月5日)、神奈川新聞(10月5日)等に掲載
- 論説「検閲に近い心理効果与え 再開で暴力屈せぬ姿勢を」全国商工新聞2019年9月9日紙面掲載
インタビュー「アート炎上 表現の不自由展を考える ドイツは法律に『芸術の自由』」共同通信社2019年8月配信、高知新聞9月9日掲載 - インタビュー「「表現の不自由」考・「政治は芸術活動に口出しすべきではない」志田陽子武蔵野美大教授 「表現の不自由展・その後」中止問題」、毎日新聞デジタル、2019年8月8日掲載
- 論説「女性差別撤廃条約採択40年―家族・婚姻・LGBTと憲法」女性白書2019(日本婦人団体連合会発行、2019年8月)
- 解説「性差別、ヘイトスピーチ論議に必須!「表現の自由」の超基礎知識」現代ビジネス、2019年5月3日掲載
- 図書紹介「学び直しの5冊《憲法》」電子ジャーナル『αシノドス』255号(2018年11月1日発行)掲載
- 図書紹介「「なぜあるのか」から憲法を知る「憲法コミュニケーター」が薦める10冊」 ジャーナリズム2018年9月号掲載
- 論説「人権の21世紀 人権とは螺旋階段の途中にありつづけるもの」電子ジャーナル『αシノドス』 244号(2018年5月15日発行)掲載
- インタビュー記事「性的マイノリティの権利を憲法問題として」前衛960号(2018年4月号)掲載
- 対談記事「『トランプ以後』の表現の自由」図書新聞3338号2月10日掲載
- インタビュー記事「かくして『わいせつ』は規制される」STUDIO VOICE vol.411 (2017年10月) pp.61-64
- インタビュー記事「虹のかなた:歌い継がれた民衆の歌」女性のひろば2017年5月号
- 対談記事「ポリコレのジレンマ――政治・芸術・憲法から見た、政治的ただしさとその葛藤」電子ジャーナル『αシノドス』218+219号(2017年04月20日発行)
- インタビュー記事「公人の発言、萎縮招く恐れ」朝日新聞2016年8月23日
- 論説「脱線国家を、道に戻そう」マガジン9 2016年6月29日掲載
- インタビュー記事「憲法は普通の暮らしのためにある」ふぇみん、2016年6月25日号掲載
- 論説「女子差別撤廃の課題と架空表現への規制・その意味と副作用」電子ジャーナル「シノドス」2016年5月6日掲載
- インタビュー記事「民主主義のルール破壊」東京新聞2016年4月19日掲載
- 声明文と解説「国立大学での国旗掲揚・国歌斉唱の強制がなぜ憲法問題なのか・憲法研究者100名による声明」(共著)電子ジャーナル「シノドス」2016年3月31日掲載
- 論説「模倣をとりまく《法》と《法的でないもの》――「五輪エンブレム問題」をめぐる利害と感情」電子ジャーナル『αシノドス』181号(2015年10月1日発行号)
- 論説「幸福追求権、生命権、平和的生存権と安全保障――人権論の誤用に歯止めを」電子ジャーナル「シノドス」2015年8月18日掲載
- 論説「広がる衝突と「文化戦争」――《むき出しの暴力》を防ぐために」電子ジャーナル『シノドス』2015年3月16日掲載
- 論説「『シャルリー・エブド』事件から――「文化戦争」・志田陽子氏に聞く」水島朝穂『直言』2015年2月16日掲載
- 書評「笹沼弘志著『臨床憲法学』」法学セミナー2015年1月号(日本評論社、2014年12月)
- 論説「著作権保護強化は明日のアーティストを生み出すか:「表現の自由」と「消費」のあいだ」電子ジャーナル「シノドス」2014年12月5日掲載
- 解説『改訂版 石ノ森章太郎の まんが日本国憲法』(浦田賢治監修)解説部分執筆(講談社、2014年8月)pp.19-181 漫画欄外解説およびコラム、pp.184-187, pp.191-205, pp.212-214
- 論説「『映画で学ぶ憲法』――アパルトヘイトの記憶が刻まれた南アフリカ憲法」(江島晶子・志田陽子)電子ジャーナル「シノドス」2014年4月10日掲載
- 翻訳査読 (ダニエル・J・ソローヴ著・大谷卓史訳『プライバシーの新理論』(みすず書房、2013年6月発行)―法律用語に関して査読
- 冊子『ムサビ通信生のための著作権基礎ガイド』監修(武蔵野美術大学、2013年5月)
- 翻訳 ドゥルシラ・コーネル著(吉良貴之・仲正昌樹監訳)『イーストウッドの男たち』(御茶ノ水書房、2011年3月)pp.69-139(第2章)翻訳
- 解説「写真撮影とブログのマナー」毎日コミュニケーションズ『マイコミジャーナル』(2008年6月)(現在リンク切れ)
- 解説「表現の自由と肖像権・スナップ写真のルール」朝日新聞社『アサヒカメラデジタル』vol.13(2006年5月30日)pp.94-97
- コラム寄稿・研究団体サイト『法学館憲法研究所・シネマde憲法』(2014年~)(現在リンク切れ)
『MAX アドルフの画集』
『アミスタッド』
『大統領の執事の涙』
『ミシシッピ・バーニング』
『アメイジング・グレイス』
『あの日の声を探して』
『グローリー 明日への行進』(Selma)
『The Lady アウンサンスーチー』
学会・研究会報告、シンポジウム登壇
2020年~2021年
- 講演「表現の自由と多文化社会」(静岡県労働研究所「春のシンポジウム」基調報告)(2021年3月27日、静岡労政会館およびオンライン配信、静岡県労働研究所主催)
- 講演&クロストーク「アートと憲法・近代と現代」武蔵野美術大学芸術文化学科2020年度卒業制作展 オンライントークイベント「コロナ禍に揺れた2020年を経て ー今後のアートの展望―」 (2021年3月11日、オンライン、武蔵野美術大学芸術文化学科学生有志主催)
- 法曹専門家向け講演「表現・芸術・学問と行政 あいちトリエンナーレから日本学術会議まで」(2020年12月23日、於弁護士会館クレオA&オンライン、法曹親和会主催、東京弁護士会後援)
- 講座「アートと憲法のトポロジー」(「美術手帖」主催「現代アート連続講座・第2回」) (2020年11月19日、オンライン配信)
※上記の4件は、2017-2020年度科研費採択研究「アメリカにおける映画をめぐる文化現象と憲法:映画検閲から文化芸術助成まで」の成果の一部です。 - 講演「SNS 表現の自由・責任・法の限界」(2020年7月23日、日本プレスセンタービル7階・新聞協会会議室、マスコミ倫理懇談会主催)
- 講演「公的芸術支援と表現の自由」講演会「日本国憲法が求めるグローバル化」(2020年3月14日、中央大学後楽園キャンパス5号館、9条科学者の会+日本科学者会議主催)
- 講演「表現の自由はなぜ必要なのか:批判の自由と《排除》」シンポジウム「フェミ科研費裁判から考える「表現の自由」と「学問の自由」」(2020年2月24日、同志社大学 烏丸キャンパス志高館SK‐112、国会議員の科研費介入とフェミニズムバッシングを許さない裁判支援の会主催、同志社平和の会共催)
- 講演「公的芸術支援と表現の自由」inシンポジウム「芸術活動への公的支援と表現の自由について考える」(2020年2月13日、Kosha33 ホール、ON-PAM(舞台芸術制作者オープンネットワーク)主催)
- 講演「芸術の自由と憲法」、inシンポジウム「公共政策におけるアートの位置を問いなおす」(2020年2月2日、東京大学駒場キャンパス、AMSEA(東京大学|社会を指向する芸術のためのアートマネジメント育成事業)主催)
2000年~2019年
- 講演「表現の自由と芸術の自由」講演会『憲法と言論・表現の自由を考える』(2019年12月13日、日本ペンクラブ会議室、日本ペンクラブ言論表現委員会主催)
- 講演「芸術法制の理念と未成熟さ」専修大学公開連続講座(2019年11月21日、専修大学神田キャンパス 7号館、専修大学現代ジャーナリズム研究機構・ジャーナリズム学科主催、公益社団法人自由人権協会(JCLU)共催)
- 講演「アートと法――表現の自由と芸術の自由、私的領域の自由と公共空間における自由」(2019年10月23日、東京大学本郷キャンパス、東京大学AMSEA2019(社会を指向する芸術のためのアートマネジメント育成事業)主催)
- 講演「芸術の自由と憲法」inアートベース百島2019年企画展「百代の過客」第1回対話「憲法と芸術」(2019年10月6日、アートベース百島集会スペース、NPO法人ART BASE百島主催)
- 講演「学術表現の自由とコンプライアンス」 (2019年8月29日、武蔵野美術大学2号館、パーソナリティ心理学会2019年大会)
- 学会報告(招待)「性的マイノリティと児童の権利:多様性の承認に向けて」(2019年3月24日報告、岡山県医師会館、GID学会 第21回大会)
- 学会報告「メディア表現とジェンダー・セクシュアリティ問題:多様性確保の困難性」(2018年12月2日報告、立正大学、ジェンダー法学会大会)
- 講演「安保法制違憲訴訟における平和的生存権と人格権」(2018年10月22日、福岡大学講堂
- 講演「アートのための法理――表現を支える法・表現に支えられる法」(2018年10月2日、東京大学本郷キャンパス、東京大学『社会を志向する芸術のためのアートマネジメント育成事業(AMSEA)』主催)
- 講演「アートのための法理」(第1部「「表現の自由」と「芸術の自由」:その価値と弱さ」、第2部「「表現の自由」と共存社会:権利の衝突・今日的な問題」(2017年8月21日、東京大学本郷キャンパス、東京大学『社会を志向する芸術のためのアートマネジメント育成事業(AMSEA)』主催)
- シンポジウム報告「歴史と向き合う憲法か、歴史から逃げる憲法か:統治構造と人権の両面で生じる基盤の変質」(2016年10月25日、国際基督教大学、国際基督教大学平和研究所主催)
- 研究報告「芸術表現の自由と検閲」(2016年9月25日、東京大学本郷キャンパス、東京大学『社会の芸術フォーラム』主催)
- 研究報告「芸術の自由」(2016年7月24日、有斐閣会議室、日本国憲法研究会主催)
- 大学市民講座「表現の自由とジェンダー 〜マンガやゲームなどの『架空表現』に規制は必要か?〜」(2016年6月24日、和光大学)
- 研究報告「「表現の自由」と多文化主義」(2015年8月29日、東京大学本郷キャンパス、東京大学『社会の芸術フォーラム』主催)
- 学会報告「アニメ女性キャラクターに見るジェンダー・トラブル」日本アニメーション学会 第17回大会、2015年6月14日、於:横浜国立大学
- 研究報告(招聘)「アメリカにおける性風俗統制と権利獲得運動の一例:ストーンウォールからLawrence v. Texas 判決まで」科研費研究『性風俗と法秩序』、2014年3月29日、於:東北学院大学
- 研究報告(招聘)「差別的文化への分析視角と憲法理論の試み:アメリカにおけるスティグマ論、ステイタス論、社会過程と公権力の責任論」成城大学共同研究『差別的文化と憲法』、2014年2月26日、於:成城大学
- 武蔵野美術大学学内研究集会報告(助成採択共同研究成果報告)「芸術と法」、2013年6月27日、於:武蔵野美術大学
- 武蔵野美術大学公開映像講座(公開パネルディスカッション)「映画で学ぶ憲法(1)~(3)」2012年9月~11月、於:武蔵野美術大学
- 研究会報告(招聘:英語)「Multiculturalism and Gender Issues(多文化主義とジェンダー問題)」東北大学グローバルCOE『グローバル時代の男女共同参画と多文化共生』2012年10月21日、於:東北大学
- 学会報告「多文化主義とジェンダー」全国憲法研究会、2011年10月10日、於:名古屋大学
- 学会報告「匿名性:《国家から把握されずにいる自由》」日本公法学会、2012年10月7日、於:法政大学
- 研究会報告「アメリカにおける多文化主義とジェンダー:D.コーネルの理論と映画批評」第41回情報文化研究会、2011年7月17日、於:国学院大学
- 研究会報告(招聘)「多文化主義と立憲主義:アメリカ憲法論における多文化主義の消化と衝突」東京大学・共同研究『現代アメリカ政治のイデオロギー対立』2007年9月27日、於:東京大学
- 研究会報告(招聘)「プライバシー権論の限界?:アメリカの憲法状況に現れたプライバシーの閉塞状況とひとつの打開」北海道大学・アメリカ法研究会、公法研究会主催研究会、2006年8月、於:北海道大学
- 学会報告「比較の中の憲法動態:アメリカの状況・『危機』の言説と『社会的争点』」全国憲法研究会、2004年10月、於:小樽商科大学
- 学会報告「アメリカにおける『アイデンティティの危機?』」憲法理論研究会合宿研究会、2004年9月、於福島大学
市民向け講演、社会教育講座等
2020年~2021年
- トークイベント司会「「表現の自由」とアーキテクチャ」(ゲスト講師・成原慧氏)(2021年3月10日、オンライン、シノドス・トークラウンジ主催)
- 市民講座「表現・報道の自由とメディアとの賢い付き合い方」(世田谷区砧市民講座「くらしとメディア」第3回)(2021年3月10日、世田谷区成城ホール、世田谷区砧総合支所地域振興課生涯学習・施設課主催)
- 市民講座「民主主義と表現の自由」※国立市公民館憲法講座(2021年2月28日、国立市公民館)
- 講演「「表現の自由」と差別規制 共存社会のために」(第45回部落解放・人権西日本夏期講座) (2021年2月25日、オンライン、一般社団法人部落解放・人権研究所主催)
- トークイベント登壇「なぜ「表現の自由」は重要なのか?」2020年10月11日、オンライン、シノドス・トークラウンジ主催
- 講演「表現の自由と行政の中立 市民映画祭について考える」(2020年10月4日、オンライン、しんゆり映画祭事務局主催)
- 講演「オンライン憲法学集会・コロナ禍でこそ考える『表現の自由』と共存社会」東京都生協連平和活動担当者連絡会主催2020年9月28日、オンライン配信
- シンポジウム&音楽ライブ「歌で考える表現の自由と不自由」(無観客講演) (2020年3月7日 会場:新宿区民角筈ホール)
2000年~2019年
- パネルディスカッション「表現の自由と萎縮を考える――公的助成とアート作品」、(2019年12月20日、憲政記念館、立憲民主党憲法調査会主催)
- 講演「芸術法制の理念と枠組み」(2019年11月27日、立憲民主党憲法調査会)
- 講演「表現の自由の明日へ」(2019年11月24日、農協会館、茅ヶ崎革新懇主催)
- 講演「憲法・民主主義・表現の自由 ― 守るべき循環と精神的自由」(2019年11月17日、茨城教育会館、茨城県教職員組合主催)
- ラジオ出演「映画『宮本から君へ』の助成金不交付は妥当か──相次ぐ騒動に見る日本の芸術文化政策の問題点」(2019年10月28日 J-WAVE『JAM THE WORLD』「UP CLOSE」聞き手:津田大介、構成:阿部雄一)
- 講演「表現・芸術の自由と共存社会」in 9条美術の会講演会(2019年9月15日、会場:平和と労働センター、主催:9条美術の会)
- 講演「芸術の自由と共存社会」inぎふ平和美術展50回記念シンポジウム(2019年8月17日、会場:「みんなの森ぎふメディアコスモス」、主催:ぎふ平和美術展実行委員会)
- シンポジウム&音楽ライブ「歌でつなぐ憲法の話・セクシャルマイノリティと人権」(2020年8月3日、会場:角筈区民ホール)
- 講演「市民による公共文化形成と「表現の自由」」(2019年7月13日、会場:文京区民センター、主催:表現の自由を市民の手に全国ネットワーク)
- 講演&音楽ライブ「歌でつなぐ憲法の話:憲法に託された夢と希求」(2019年6月16日、会場:黒崎ひびしんホール、主催:北九州母親大会)
- 市民講座「表現の自由 わたしの権利とあなたの自由」in 世田谷区砧区民講座(2019年2月20日、会場:成城ホール、主催:世田谷区)
- 講演&音楽ライブ「平和を育てる――憲法と文化と私たち」2019年3月23日、於 オルガホール(岡山県)
- 講演&音楽ライブ「歌でつなぐ憲法の話」2019年2月2日、於 三重県総合文化センター(三重県)部落解放研究第24回三重県集会
- 講演&音楽ライブ「歌でつなぐ憲法の話」2019年1月14日、於 角筈ホール(東京都新宿区民音楽ホール)
- 講演&音楽ライブ「平和を育てる」2018年11月2日(金)於 ザ・ルーテルホール札幌(主催: 憲法応援団)
- 講演「安保法制違憲訴訟における平和的生存権と人格権」(於 福岡大学)
- 講演&音楽ライブ「歌でつなぐ憲法の話」2018年6月23日(西東京市民連合主催)
- 講演「安保法制違憲訴訟原告から見た違法建築改憲」2018年6月17日、於 小平福祉会館市民ホール(主催:九条の会・小平)
- 講演&音楽ライブ「楽しく聴いて知るコンサート 第2回」2018年5月28日、於 大田区民音楽ホール アプリコ
- 講演「憲法と夢――人々が憲法に託したもの――」2018年5月3日、於:上智大学(主催:全国憲法研究会)
- 講演「安保違憲訴訟における『人格権侵害』とは何か」2018年3月6日、於:浦和コミュニティセンター(主催:安保法制違憲訴訟埼玉の会)
- 講演&音楽ライブ「歌でつなぐ憲法の話:平和のために歌い継がれたもの」2018年2月4日 於:港区立男女平等参画センター リーブラ(主催:港区・まちづくり区民円卓会議 みなと21女の会議)
- 社会人講座「映画で学ぶ憲法」2017年10月~12月、於 早稲田大学エクステンションセンター
- 講演「家族:開かれた憲法論に向けて――個人・尊厳・平等」2017年11月25日、於:中央大学理工学部(主催:9条科学者の会)
- 武蔵野美術大学公開講座「芸術と法(文化芸術で見る憲法の歴史)」11月19日(日)、於:武蔵野美術大学三鷹ルーム
- 武蔵野美術大学公開講座「芸術と法(表現者の社会ルール)」11月12日(日)、於:武蔵野美術大学三鷹ルーム
- 講演&音楽ライブ「楽しく聴いて知るコンサート」2017年10月30日、於 大田区民音楽ホール アプリコ
- 講演「憲法改正と、人権・平和・女性」2017年10月26日、於:文京区民センター(主催:一票で変える女たちの会)
- 講演「憲法改正と、人権・平和・教育」2017年10月12日、於:ラポール日教済(主催:日本教職員組合「五者合同学習会」)
- 講演&音楽ライブ「歌い継がれたThe Peopleの歌」2017年9月16日、於 ライブバーBUNGA(武蔵野美術大学教育改革助成に係る取組み)
- 市民講座「表現の自由とジェンダー」2017年6月24日(和光大学・日本女性法律家協会共催)於:和光大学(主催:和光大学ジェンダーフォーラム、共催:日本女性法律家協会)
- 市民講座「映画にみる人権の課題――医療をめぐる問題を中心に」2017年6月20日、於:三鷹市西多世代交流センター(主催:三鷹市西多世代交流センター)
- 講演「共謀罪・危険な本質と副作用」2017年6月4日、於:小平福祉会館市民ホール(主催:九条の会小平)
- 講演「憲法のきほん 第2回 自由と公共:人身の自由、表現の自由と公共の福祉」2017年5月22日、於:アーツ千代田(主催:保田卓也・三上悠里)
- 講演&音楽ライブ「歌でつなぐ憲法の話・平和のために歌い継がれたもの」2017年5月7日、於:練馬区立男女共同参画センターえーる(主催:練馬24条の会)
- 憲法講座「映画から学ぶ憲法」第1回「映画に見る共存社会への道」2017年3月25日、於 国立市公民館(主催:国立市公民館)
- 憲法講座「映画から学ぶ憲法」第2回「映画に見る医療と人権」2017年3月25日、於 国立市公民館(主催:国立市公民館)
- 講座「憲法のきほん 第1回 憲法とは何か」2017年3月27日、於 アーツ千代田(主催:保田卓也・三上悠里)
- 講演「安保法制の矛盾と南スーダン問題――教員としての良心、市民としての良心」2017年2月13日、於横浜市鶴見公会堂ホール(主催:神奈川県教職員組合)
- 講演&音楽ライブ「響け歌声・輝け憲法・あなたと私の自由のために」2016年12月18日、於 西国分寺いずみホール(主催:国分寺九条の会)
- 早稲田大学エクステンションセンター社会人講座「映画で学ぶ憲法」2016年10月~12月、於 早稲田大学
- 講演&音楽ライブ「平和のために歌い継がれたもの:憲法改正と女性たちのくらし」2016年11月26日、於 明治大学(主催:女性九条の会)
- 講演「《憲法改正草案》と私たちのくらし」2016年11月13日、於 三鷹市市民協働センター(主催:三鷹9条の会)
- 講演&歌唱ライブ「響け!歌声 自由のために」2016年8月28日 於練馬区大泉勤労福祉会館(主催:大泉9条の会)
- 講演「「戦争はごめん」と言う資格について――安保法制と日本国憲法」2016年8月17日、@全国教育文化会館(主催:日本婦人団体連合会)
- シンポジウム「天文学者と語りあう平和」2016年6月23日、於 武蔵野スイングホール(主催:天文学者の会)
- 講演「止めよう!憲法崩壊 日本国憲法と安保法制、平和的生存権と良心」2016年6月4日、於:小平中央公民館ホール(主催:九条の会小平)
- 講演「施行間近・安保法制で何がどう変わる?」主催:司法書士有志の会(2016年3月25日、於 東京司法書士会館)
- 講演「安全保障法制と民主政治と人権」主催:国際婦人年連絡会(2015年11月4日、於:婦選会館)
- 講演「平和的生存権と生命・幸福追求の権利」主催:一票で変える女性たちの会(2015年9月29日、於:ウィメンズプラザ東京)
- 市民講座「『表現の自由』と共存社会における人権(目黒区社会教育講座)」主催:目黒区(2015年8月30日、9月6日、9月13日)目黒区民センター社会教育館
- 講演「日本国憲法と2015年安保法制案」主催:安保法制を考える司法書士の会(2015年8月4日、於:司法書士会館)
学会役員など、社会における主な活動
2020年9月~ | 日本科学者会議 東京支部幹事 |
2020年2月~ | 日本ペンクラブ会員、自由人権協会会員 |
2018年10月~ | 憲法理論研究会 学会誌編集委員長 |
2017年10月~ | AV人権倫理機構 代表理事(2017年4月~10月 AV業界改革推進有識者委員会 代表委員) |
2017年4月~ | 9条科学者の会 共同代表 |
2015年8月~ | 2017年7月 全国憲法研究会 学会誌『憲法問題』編集委員長 |
2015年6月~ | 日本女性法律家協会 幹事(2016年6月~副会長) |
2014年10月~ | 憲法理論研究会 運営委員、編集委員 |
2011年1月~2017年12月 | 首都大学東京 アート教育倫理委員会 学外委員 |
2015年5月9日 | 全国憲法研究会 春季研究集会 司会 |
2014年12月~2016年11月 |
日本アニメーション学会総務委員 |
2014年10月~2015年9月 | 全国憲法研究会 企画実行委員 |
2012年10月~2014年10月 |
憲法理論研究会 運営委員、事務局長 |
2012年1月~12月 | 日本公法学会 運営委員 |
2009年10月 |
全国憲法研究会 秋季研究総会 司会 |
2006年7月~2007年7月 | 全国憲法研究会 編集委員 |
2002年10月~2004年9月 |
全国憲法研究会事務局 |
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