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法学研究

研究テーマ
表現および芸術をめぐる憲法問題。文化的衝突をめぐる憲法問題。 研究活動について: 憲法と芸術関連法にまたがる問題として、文化的衝突をめぐる憲法問題、とくに「表現の自由」と多文化社会の問題を扱っている。’00年から’07年までは、アメリカの「文化戦争」と呼ばれる現象に関連する憲法問題を取りあげて理論研究を行った。’07年以後は、より広く多文化社会と差別的文化と憲法理論との関係を研究対象としている。’12年以後は、これと併せて芸術に関連する憲法問題を研究対象としている。

1.憲法――多文化社会・文化的衝突と憲法理論

アメリカでは、政治過程における「社会的争点」(宗教的倫理観や人工妊娠中絶問題や同性愛者の平等権問題)への関心が「文化戦争culture wars」と呼ばれるほどの特殊な現れ方を見せることがある。この状況の中に見られる憲法問題性を洗い出すこと、多文化社会の進展の中で自由放任ではすまされない規範的解決を要する問題場面を明確化することを、研究関心としている。これまでのところ、アメリカと日本を研究対象としてきたが、現在の世界が直面している課題に照らして、考察対象をより広く設定する必要を感じている。上記の研究によって得た知見を足場としつつ、さまざまな文化的衝突現象と憲法との関係に考察対象と広げていきたい。

2.言論法・芸術と法

このテーマ領域では、研究的関心と同時に、美術教育機関にとって必要な法知識を収集し、その共有を促進するという実践的目的をもって取り込んでいる。表現活動に関連する各種の技術やインフラストラクチャーの発展に伴い、芸術・デザインの領域において法学教育の必要度が増してきている。また、芸術・デザインが《社会に対してできること》を把握し、その方向での表現者の活動を支援する法理論も必要である。この社会ニーズに応えるために、法律ジャンルの枠を超えた《芸術法学》と言うべき領域の確立が必要になっており、これを基づいた芸術法教育も必要となっている。とくに2019年以降は日本社会の全体が、芸術祭など公的芸術助成と法のかかわりを整理する必要に迫られた。これを受けて、①この社会ニーズを研究対象とすること、②それによって得た知見を大学教育や市民教育に生かすこと、と自己の課題をして認識し、常時、取り組んでいる。

3.芸術文化から学ぶ法学

上記の「芸術と法」の関心から派生した研究的・教育的関心として、憲法の知識と思考方法を学生や市民に伝えるために、映画や音楽、絵画などの文化的所産を題材とする《エピソード解説型法学教育》を続けている。
「憲法はもともと、現実の歴史の中から生まれてきた、大変にリアルな問題を扱った文書である。それらが獲得されてきた歴史を想像力をもって見ることは、文学や大河ドラマに匹敵する魅力的な知的営為となる。一方、映像によってリアルなイメージを得たあとは、もう一度、憲法の抽象性(普遍性)に思考を戻すことを心がけている。憲法は濾過され純化された言葉になっているからこそ、数十年・数百年を経た今でも、国家と人間とをつなぐ要としての生命力を持っている。これを示すことが、憲法教員の役割だと考えている。」 『映画で学ぶ憲法』(2014年)はしがき・あとがきより抜粋

4.助成採択による研究テーマ

「アメリカにおける映画をめぐる文化現象と憲法:映画検閲から文化芸術助成まで」科学研究費等補助金採択研究・基盤研究C(2017年度から)
「美術教育の一環としての法・社会倫理教育の改善」武蔵野美術大学2017年度 教育改革助成
「美術教育と法知識の連携--《美術の言葉》と《法の知識》をつなぐ」武蔵野美術大学2011‐2013年度 共同研究助成

主著

「表現の自由」の明日へ 一人ひとりのために、共存社会のために

「表現の自由」の明日へ 一人ひとりのために、共存社会のために 大月書店 2018年

新しい表現活動と法

あたらしい表現活動と法 武蔵野美術大学出版局 2018年(教科書)

【合格水準】教職のための憲法

【合格水準】教職のための憲法 法律文化社 2017年

表現者としての憲法入門-横組ジャケット

『表現者のための憲法入門』 武蔵野美術大学出版局 2015年(教科書)

映画で学ぶ憲法_shida2016_02-thumb-200x284-2887

『映画で学ぶ憲法』(編著) 法律文化社 2014年(教科書)

新版表現活動と法_shida2016_03-thumb-198x278-2889

『新版 表現活動と法』 武蔵野美術大学出版局 2009年(教科書)

文化戦争と憲法理論

『文化戦争と憲法理論--アイデンティティの相剋と模索--』 法律文化社 2006年

所属学会、社会団体

憲法理論研究会、全国憲法研究会、公法学会、国際人権学会、日本アニメーション学会、一般社団法人・日本ペンクラブ(会員)、公益社団法人・自由人権協会(会員)、日本女性法律家協会

学会・研究会報告(主要なもの)

  • 講演「芸術の自由と憲法」AMSEA(東京大学・社会を指向する芸術のためのアートマネジメント育成事業)主催シンポジウム「公共政策におけるアートの位置を問いなおす」2020年2月2日
  • 報告「メディア表現とジェンダー・セクシュアリティ問題:多様性確保の困難性」ジェンダー法学会、2018年12月
  • 報告「匿名性:国家から把握されずにいる自由」公法学会、2012年10月
  • 報告「多文化主義とジェンダー」全国憲法研究会、2011年10月
  • 報告「比較の中の憲法動態:『危機』の言説と『社会的争点』」全国憲法研究会、2004年10月
    (学会報告、研究会報告の詳細情報は「業績一覧」に記載)

担当授業科目

  • 「日本国憲法」:憲法を足場にして社会を見る目を養う。教職必修科目としての「日本国憲法」では、教育を目指す学生に必要なリーガルマインドと憲法知識を伝えるという観点から、教授内容をアレンジしている。武蔵野美術大学(2000-)、早稲田大学文学部(2020-)、東洋英和女学院大学(2018-2019)、首都大学東京(2014-2018)などで担当。
  • 「表現の自由と法」:憲法21条「表現の自由」をめぐる多様な問題について扱う授業。憲法21条「表現の自由」の意義、「表現の自由」とときに衝突する人格権、多文化共生社会における自由とルールを考える、といった内容の授業を行っている。武蔵野美術大学で2002年から担当。
  • 「表現活動と著作権」:著作権法を中心に、表現者が知っておくべき知的財産法の基礎知識を学ぶ。とくに武蔵野美術大学では、実際の作品作りの中で起きる悩みや疑問を学生から出してもらい、授業の素材として学生とともに考える時間を設けている。
  • 「芸術と社会倫理」上記の2つの法ジャンルを、とくに芸術・デザインを志す現役大学生向けの必須項目に絞った初学者向け講座。首都大学東京システムデザイン学部で2011年から担当。
  • 「映画で学ぶ憲法」映画を題材に、法学(主に憲法)の基礎概念と思考法を学ぶ授業。
  • 「法と人権」:憲法のうち、とくに人権の分野を中心とした科目。教職「社会科」必修科目。教育者に必要なリーガルマインドと法知識を伝えるという観点から教授内容をアレンジしている。早稲田大学商学部で2005年から担当。

業績一覧

著書・編著

  • 『「表現の自由」の明日へ 一人ひとりのために、共存社会のために』(単著)(大月書店、2018年10月)
  • 『国会を取り戻そう! 議会制民主主義の明日のために』(共著)(石川裕一郎・石埼学・清末愛砂・志田陽子・永山茂樹編著、現代人文社、2018年)
  • 『あたらしい表現活動と法』(編著)(武蔵野美術大学出版局、2018年4月)(教科書)
  • 『合格水準 教職のための憲法』(編著)(法律文化社、2017年11月)(教科書)
  • 『表現者のための憲法入門』(単著)(武蔵野美術大学出版局、2015年)
  • 『映画で学ぶ憲法』(編著)(法律文化社、2014年)
  • 『新版 表現活動と法』(単著)(武蔵野美術大学出版局、2009年)
  • 『文化戦争と憲法理論 アイデンティティの相剋と模索』(単著)(法律文化社、2006年)(2007年博士号取得論文)
  • 『表現活動と法』(単著)(武蔵野美術大学出版局、2002年)

研究成果公開冊子(企画・編集・執筆)および継続中の研究活動

  • 「美術教育の一環としての法・社会倫理教育の改善」武蔵野美術大学 平成29年度教育改革助成
  • 『芸術と法』(武蔵野美術大学造形研究センター2008-2012成果公開冊子別冊、武蔵野美術大学造形研究センター平成25年(2013年)5月31日発行)(企画編集および序論「研究教育領域としての芸術法学の進展と美術館図書館の社会的意義」pp.7-12 )
  • 『2012特別映像講座「映画で学ぶ憲法」の記録』(編集:板屋緑+志田陽子、武蔵野美術大学造形研究センター2013年3月1日発行)

論文、研究論説(共著学術書、学会誌、紀要、判例評釈、法学系・言論系専門誌、教育書に掲載されたもの)

2016年~2020年

  • 論文(査読有)「学術研究倫理と名誉毀損」武蔵野美術大学研究紀要50号(2020年3月発行)
  • 論文「安保法制違憲訴訟に見る深瀬憲法理論」稲正樹・中村睦男・水島朝穂[編]「平和憲法とともに:深瀬忠一の人と学問」(新教出版社、2020年2月18日)
  • 裁判意見書「補充意見書」(前橋地方裁判所2019年12月5日提出、平成29年(ワ)第157号 安保法制違憲国家賠償請求事件、平成30年(ワ)第403号 安保法制違憲国家賠償請求事件)
  • 裁判意見書「本訴訟原告の訴えと人格権について」(前橋地方裁判所2019年5月提出、平成29年(ワ)第157号 安保法制違憲国家賠償請求事件、平成30年(ワ)第403号 安保法制違憲国家賠償請求事件)
  • 論説「「芸術の自由」をめぐる憲法問題――支援の中の「自由」とは」法と民主主義543号(2019年11月号)掲載
  • 判例解説「指紋押捺制度の合憲性」別冊ジュリスト245号『憲法判例百選1(第7版)』(有斐閣、2019年11月)
  • 論説「文化芸術における自由と公共性――芸術の萎縮と私物化に「NO」というために」ジャーナリズム2019年11月号掲載
  • 論説「文化芸術支援の自由と中立―–公は《芸術の空間》を守るのが仕事」ジャーナリズム2019年10月号掲載
  • 論説「表現の不自由展・その後」展示中止問題:芸術の自由と行政の中立」議会と自治体2019年10月号掲載
  • 論説「《芸術の空間》と共存社会」世界2019年10月号掲載
  • 裁判意見書「本件名誉毀損における被害の重大性と真実相当性判断について」(札幌高等裁判所2019年5月提出)(平成30年(ネ)第302号 謝罪広告等請求控訴事件 2020年2月6日判決)
  • 判例解説「写真集の輸入と税関検査――メイプルソープ写真集事件」有斐閣別冊ジュリスト241号『メディア判例百選(第2版)』(2018年12月20日発行)126-127頁
  • 論文(査読有)「家族:開かれた憲法論に向けて」『日本の科学者』2018年9月号(2018年)pp.24-30
  • 裁判意見書「懲戒における適正手続の観点から見た解雇の有効性」寄川条路編『大学における〈学問・教育・表現の自由〉を問う』(法律文化社2018年12月1日発行)24-84頁(東京地方裁判所提出の意見書が、後日、裁判記録冊子に収録されたもの)
  • 裁判意見書「懲戒における「法の適正手続」と「表現の自由」」(最高裁判所2018(平成30)年9月25日提出、平成30(分)1「裁判官に対する懲戒申立て事件」平成30年10月17日最高裁判所大法廷 決定(民集第72巻5号890頁))
  • 裁判意見書「懲戒における適正手続の観点から見た解雇の有効性」(東京地方裁判所2018年4月提出、平成28年(ワ)第41597号 地位確認等請求事件」、2016年提訴、2018年6月28日判決)
  • 判例解説「社会教育と表現の自由(9条俳句公民館便り不掲載事件)」TKCローライブラリー『新・判例解説Watch憲法No.136』文献番号z18817009-00-0113615 (2018年1月12日掲載)
  • 論説「LGBTと自律・平等・尊厳――なぜ憲法問題なのか」法学セミナー753号(2017年10月号)pp.60-63
  • 論説「地方自治体と市民の”基礎体力” : 「集会の自由」の意味を考える」議会と自治体234号(2017年10月)pp.80-90
  • 論説「女子差別撤廃の課題とシンボルをめぐる法理論」日本女性法律家協会会報55号(2017年6月)pp.37-45
  • 解説「表現内容に基づく規制:わいせつ表現・差別的性表現を中心に」阪口正二郎・毛利透・愛敬浩二編『なぜ表現の自由か――理論的視座と現況への問い』(法律文化社)(2017年6月)pp.64-79
  • 解説「ろくでなし子裁判と性表現規制」阪口正二郎・毛利透・愛敬浩二編『なぜ表現の自由か――理論的視座と現況への問い』(法律文化社)(2017年6月)pp.180-186
  • 論説「婚姻と家族をめぐる憲法訴訟における『変化』」月報司法書士543号(2017年5月)pp.13-21
  • 論説「ステレオタイプの政治を超えて──トランプ現象が可視化したもの」法と民主主義517号、(2017年4月)
  • 論文「アメリカにおける風俗統制と権利獲得運動――ストーンウォール事件と憲法論」陶久利彦編著『性風俗と法秩序』(尚学社、2017年3月31日発行)、pp.264-283
  • 論説「芸術表現の自由と憲法上の「表現の自由」」北田暁大・神野真吾・竹田恵子編『社会の芸術/芸術という社会 社会とアートの関係、その再創造に向けて』(フィルムアート社、2016年12月25日発行)pp.13-33
  • 論説「『芸術の自由』の諸相と憲法」論究ジュリスト19号(有斐閣、2016年11月発行)
  • 論説「シンボルをめぐる政治と憲法」法学セミナー(日本評論社)、2016年7月号 pp.45-49
  • 論文(査読有) 「アニメ女性キャラクターにおける『ジェンダー・トラブル』」日本アニメーション学会編『機関誌アニメーション研究 第17巻第2号』(2016年6月発行)pp.5-13
  • 解説「『シビリアン・コントロール上も問題ない』」榎澤幸広編『失言・名言から考える憲法と政治』(現代人文社、2016年4月)pp. 26-29
  • 解説「『声をあげられない人にあたたかいメッセージを発言』」榎澤幸広編『失言・名言から考える憲法と政治』(現代人文社、2016年4月)pp.96-99
  • 論文(査読有)「著作権法刑事罰と市民的自由――憲法の基礎理論から」『武蔵野美術大学研究紀要』No.46(武蔵野美術大学、2016年3月)pp. 75-88

2011年~2015年

  • 論説「安全保障の岐路――負の遺産からの卒業課題を考える」宍戸常寿・佐々木弘通編『現代社会と憲法学』(弘文堂、2015年11月)pp.211-231
  • 判例解説「指紋押捺制度の合憲性」長谷部恭男・石川健治・宍戸常寿編『憲法判例百選Ⅰ』(有斐閣、2013年11月)pp.8-9
  • 論文「匿名性:《国家から把握されずにいる自由》の側面から」日本公法学会編『公法研究』第75号(有斐閣、2013年10月)pp.104-116
  • 判例評釈「住民投票を求める署名名簿の開示と憲法上の「匿名性の保護」:John Doe#1 Et Al. v. Reed, Washington Secretary of State, (2010)」早稲田大学比較法研究所『比較法学』(2013 年10月)
  • 論文「多文化主義とジェンダー:憲法学の視座から」GEMC Journal 9、(査読有、東北大学グローバルCOE『グローバル時代の男女共同参画と多文化共生』編集発行、2013年3月)pp.30-44
  • 論説「セクシュアリティと人権」石埼学・遠藤比呂通編『沈黙する人権』(法律文化社、2012年5月)pp.55-81
  • 論文「多文化主義とジェンダー」全国憲法研究会編『憲法問題23』(三省堂、2012年5月)p.88-98
  • 判例評釈「ソドミー法の合衆国憲法適合性――ローレンス対テキサス(Lawrence v. Texas, 539 U.S. 558 (2003)」、谷口洋幸、齊藤笑美子、大島梨沙編著『性的マイノリティ判例解説』(信山社、2011年11月)pp.6-12
  • 判例評釈「性的マイノリティの表現の自由と商標権――SFAA対合衆国オリンピック協会(S. F. Arts & Athletics, Inc. v. United States Olympic Committee, 483 U.S. 522 (1987)」、上記『性的マイノリティ判例解説』、(2011年11月)pp. 95-99
  • コラム「ヘイト・スピーチと多文化社会と性的マイノリティ」谷口洋幸、齊藤笑美子、大島梨沙編著 『性的マイノリティ判例解説』(信山社、2011年11月)p.100
  • 論文「表現の自由とマルチカルチュラリズム」駒村圭吾・鈴木秀美編『表現の自由Ⅰ状況へ』(尚学社、2011年5月)pp.493‐528
  • 論文(査読有)「性表現規制と文化戦争」御茶ノ水社会学研究会『Sociology Today 第19号2010年』(2011年4月)pp.14-27
  • 論文(査読有)「表現の自由と知的財産保護―アメリカ連邦最高裁の二つの判決を素材に」武蔵野美術大学研究紀要No.41 (2010)(2011年3月)pp.91-101

2006年~2010年

  • 論説「セクシュアリティを法の問題として考える」関修・志田哲之編『挑発するセクシュアリティ―法・社会・思想へのアプローチ』(新泉社、2009年3月)pp.23-56
  • 解説「多文化主義とマイノリティの権利」杉原泰雄編『新版 体系 憲法事典』(青林書院2008年6月)p.179-182
  • 解説「経済的自由権」「法の下の平等」麻生多門編『初学者のための憲法学』(北樹出版、2008年3月)pp. 199-211, 112-127
  • 論文「法の言説におけるセクシュアル・マイノリティ問題の呼称をめぐって」早稲田大学大学院法務研究科 臨床法学研究会Law and Practice 第1号(2007年3月)pp.121-137
  • 論文「近代国家の軍事化プロセスとジェンダー、セクシュアリティ」岡部あおみ監修『芸術と性差』(武蔵野美術大学ジェンダー・リサーチ共同研究論文集)(武蔵野美術大学芸術文化学科発行、2006年)pp. 190‐211

2001年~2005年

  • 論文「比較の中の憲法動態:アメリカの状況・『危機』の言説と『社会的争点』」全国憲法研究会編『憲法問題』16号(三省堂、2005年5月)pp.93‐102
  • 論文「文化戦争と民主過程――J.M.バルキンの実体的民主過程論を手がかりに」愛敬浩二・水島朝穂・諸根貞夫編『現代立憲主義の認識と実践――浦田賢治先生古稀記念』(日本評論社、2005年)pp. 113‐146
  • 論文「アメリカにおける『アイデンティティの危機?』」憲法理論研究会編『憲法理論叢書13号”危機”の時代と憲法』(敬文堂、2005年)pp.121-124
  • 論文(査読有)「アメリカ合衆国におけるヘイト・スピーチ規制立法をめぐる議論――「文化戦争」と公権力の責任」(武蔵野美術大学研究紀要2002-No.33、2003年3月)pp.113-122
  • 論文「「文化戦争」と憲法理論――アイデンティティの相克とアメリカ合衆国憲法解釈の新たな試み(1)(2)」法律時報74巻7号pp.73-80、法律時報74巻8号、pp.110-115(日本評論社、2002年6月・7月)
  • 論文(査読有)「憲法理論におけるアイデンティティ――D.A.J.リチャーズの構造的不正義論」(武蔵野美術大学研究紀要2001-No.32、2002年3月)pp.69-77
  • 論文(査読有)「刑事立法(犯罪を創設する権限)と憲法理論――非犯罪化論、プライヴァシー権論、平等保護」(早稲田法学会誌 第51巻、2001年)

1998年~2000年

  • 解説「国務請求権――国家賠償請求権と予防接種事故に対する『国家補償』」浦田賢治編『プリマブック憲法』(法律文化社、2000年4月)
  • 論文(査読有)「《排除》と平等・プライヴァシー : アイデンティティ概念の摂取がもたらす帰結の一断面」(早稲田法学会誌 第49巻、1999年)
  • 論文「《アイデンティティに対する暴力》と《法表現の権力作用》の相互作用――アメリカにおけるヘイト・バイオレンスと第8修正および平等保護論」(早稲田大学大学院法研論集 第91号、1999年)
  • 論文「軍事国家化とジェンダー・セクシュアリティ」浦田賢治編『非核平和の追求』(日本評論社、1999年)pp. 113-146
  • 論文「セクシュアリティとプライヴァシー・平等保護:《性の自律》と《同性愛者の権利》をめぐるアメリカ憲法理論の傾向」(早稲田大学大学院法研論集 第85号、1998年)

社会向け論説(一般市民向け解説、コラムなど)

学会・研究会報告、シンポジウム登壇

  • 講演「公的芸術支援と表現の自由」主催:in 講演会「日本国憲法が求めるグローバル化」(2020年3月14日、会場:中央大学後楽園キャンパス5号館、主催:9条科学者の会+日本科学者会議)
  • 講演「表現の自由はなぜ必要なのか:批判の自由と《排除》」、inシンポジウム「フェミ科研費裁判から考える「表現の自由」と「学問の自由」」(2020年2月24日、会場:同志社大学 烏丸キャンパス志高館SK‐112)
  • 講演「公的芸術支援と表現の自由」inシンポジウム「芸術活動への公的支援と表現の自由について考える」(2020年2月13日、会場:Kosha33 ホール(神奈川県横浜市)、主催:ON-PAM(舞台芸術制作者オープンネットワーク))
  • 講演「芸術の自由と憲法」、inシンポジウム「公共政策におけるアートの位置を問いなおす」(2020年2月2日、会場:東京大学駒場キャンパス、主催:AMSEA(東京大学|社会を指向する芸術のためのアートマネジメント育成事業))
  • パネルディスカッション「表現の自由と萎縮を考える――公的助成とアート作品」、立憲民主党憲法調査会主催(12月20日 於 憲政記念館)
  • 講演「表現の自由と芸術の自由」。日本ペンクラブ言論表現委員会主催講演会『憲法と言論・表現の自由を考える』(2019年12月13日)
  • 講演「芸術法制の理念と枠組み」(11月27日、立憲民主党憲法調査会)
  • 講演「芸術法制の理念と未成熟さ」専修大学公開連続講座(主催:専修大学現代ジャーナリズム研究機構・ジャーナリズム学科、公益社団法人自由人権協会(JCLU))(2019年11月21日、会場:専修大学神田キャンパス 7号館3階 731教室)
  • 講演「アートと法――表現の自由と芸術の自由、私的領域の自由と公共空間における自由」(2019年10月23日、会場:東京大学本郷キャンパス、主催:東京大学AMSEA2019(社会を指向する芸術のためのアートマネジメント育成事業 ))
  • 講演「芸術の自由と憲法」inアートベース百島2019年企画展「百代の過客」第1回対話「憲法と芸術」(2019年10月6日、会場:アートベース百島、主催:NPO法人ART BASE百島)
  • 講演「学術表現の自由とコンプライアンス」(2019年8月29日、会場:武蔵野美術大学、パーソナリティ心理学会2019年大会)
  • 学会報告(招待)「性的マイノリティと児童の権利:多様性の承認に向けて」(2019年3月24日報告 於 岡山県医師会館、GID学会 第21回大会報告)
  • 学会報告「メディア表現とジェンダー・セクシュアリティ問題:多様性確保の困難性」(2018年12月2日報告 於 立正大学、ジェンダー法学会)
  • 講演「安保法制違憲訴訟における平和的生存権と人格権」2018年10月22日、於 福岡大学
  • 講演「アートのための法理――表現を支える法・表現に支えられる法」東京大学『社会を志向する芸術のためのアートマネジメント育成事業(AMSEA)』2018年10月2日、於:東京大学
  • 講演「アートのための法理」(第1部「「表現の自由」と「芸術の自由」:その価値と弱さ」、第2部「「表現の自由」と共存社会:権利の衝突・今日的な問題」東京大学『社会を志向する芸術のためのアートマネジメント育成事業(AMSEA)』2017年8月21日、於:東京大学
  • シンポジウム報告「歴史と向き合う憲法か、歴史から逃げる憲法か:統治構造と人権の両面で生じる基盤の変質」2016年10月25日(主催:国際基督教大学平和研究所 於:国際基督教大学)
  • 研究報告「芸術表現の自由と検閲」主催:社会の芸術フォーラム、2016年9月25日、於:東京大学
  • 研究報告「芸術の自由」主催:日本国憲法研究会、2016年7月24日、於:有斐閣会議室
  • 大学市民講座「表現の自由とジェンダー 〜マンガやゲームなどの『架空表現』に規制は必要か?〜」2016年6月24日、於:和光大学
  • 研究報告「「表現の自由」と多文化主義」主催:社会と芸術フォーラム、2015年8月29日 於:東京大学
  • 学会報告「アニメ女性キャラクターに見るジェンダー・トラブル」日本アニメーション学会 第17回大会、2015年6月14日、於:横浜国立大学
  • 研究報告(招聘)「アメリカにおける性風俗統制と権利獲得運動の一例:ストーンウォールからLawrence v. Texas 判決まで」科研費研究『性風俗と法秩序』、2014年3月29日、於:東北学院大学
  • 研究報告(招聘)「差別的文化への分析視角と憲法理論の試み:アメリカにおけるスティグマ論、ステイタス論、社会過程と公権力の責任論」成城大学共同研究『差別的文化と憲法』、2014年2月26日、於:成城大学
  • 武蔵野美術大学学内研究集会報告(助成採択共同研究成果報告)「芸術と法」、2013年6月27日、於:武蔵野美術大学
  • 武蔵野美術大学公開映像講座(公開パネルディスカッション)「映画で学ぶ憲法(1)~(3)」2012年9月~11月、於:武蔵野美術大学
  • 研究会報告(招聘:英語)「Multiculturalism and Gender Issues(多文化主義とジェンダー問題)」東北大学グローバルCOE『グローバル時代の男女共同参画と多文化共生』2012年10月21日、於:東北大学
  • 学会報告「多文化主義とジェンダー」全国憲法研究会、2011年10月10日、於:名古屋大学
  • 学会報告「匿名性:《国家から把握されずにいる自由》」日本公法学会、2012年10月7日、於:法政大学
  • 研究会報告「アメリカにおける多文化主義とジェンダー:D.コーネルの理論と映画批評」第41回情報文化研究会、2011年7月17日、於:国学院大学
  • 研究会報告(招聘)「多文化主義と立憲主義:アメリカ憲法論における多文化主義の消化と衝突」東京大学・共同研究『現代アメリカ政治のイデオロギー対立』2007年9月27日、於:東京大学
  • 研究会報告(招聘)「プライバシー権論の限界?:アメリカの憲法状況に現れたプライバシーの閉塞状況とひとつの打開」北海道大学・アメリカ法研究会、公法研究会主催研究会、2006年8月、於:北海道大学
  • 学会報告「比較の中の憲法動態:アメリカの状況・『危機』の言説と『社会的争点』」全国憲法研究会、2004年10月、於:小樽商科大学
  • 学会報告「アメリカにおける『アイデンティティの危機?』」憲法理論研究会合宿研究会、2004年9月、於福島大学

市民向け講演、社会教育講座等

  • シンポジウム&音楽ライブ「歌で考える表現の自由と不自由」(無観客講演)(2020年3月7日 会場:新宿区民角筈ホール)
  • 講演「「表現の自由」の明日へ」主催:茅ヶ崎革新懇(2019年11月24日、於 農協会館)
  • 講演「憲法・民主主義・表現の自由 ― 守るべき循環と精神的自由」(11月17日、会場:茨城教育会館、主催:茨城県教職員組合)
  • ラジオ出演「映画『宮本から君へ』の助成金不交付は妥当か──相次ぐ騒動に見る日本の芸術文化政策の問題点」(2019年10月28日 J-WAVE『JAM THE WORLD』「UP CLOSE」聞き手:津田大介、構成:阿部雄一)
  • 講演「表現・芸術の自由と共存社会」in 9条美術の会講演会(2019年9月15日、会場:平和と労働センター、主催:9条美術の会)
  • 講演「芸術の自由と共存社会」inぎふ平和美術展50回記念シンポジウム(2019年8月17日、会場:「みんなの森ぎふメディアコスモス」、主催:ぎふ平和美術展実行委員会)
  • シンポジウム&音楽ライブ「歌でつなぐ憲法の話・セクシャルマイノリティと人権」(2020年8月3日、会場:角筈区民ホール)
  • 講演「市民による公共文化形成と「表現の自由」」(2019年7月13日、会場:文京区民センター、主催:表現の自由を市民の手に全国ネットワーク)
  • 講演&音楽ライブ「歌でつなぐ憲法の話:憲法に託された夢と希求」(2019年6月16日、会場:黒崎ひびしんホール、主催:北九州母親大会)
  • 市民講座「表現の自由 わたしの権利とあなたの自由」in 世田谷区砧区民講座(2019年2月20日、会場:成城ホール、主催:世田谷区)
  • 講演&音楽ライブ「平和を育てる――憲法と文化と私たち」2019年3月23日、於 オルガホール(岡山県)
  • 講演&音楽ライブ「歌でつなぐ憲法の話」2019年2月2日、於 三重県総合文化センター(三重県)部落解放研究第24回三重県集会
  • 講演&音楽ライブ「歌でつなぐ憲法の話」2019年1月14日、於 角筈ホール(東京都新宿区民音楽ホール)
  • 講演&音楽ライブ「平和を育てる」2018年11月2日(金)於 ザ・ルーテルホール札幌(主催: 憲法応援団)
  • 講演「安保法制違憲訴訟における平和的生存権と人格権」(於 福岡大学)
  • 講演&音楽ライブ「歌でつなぐ憲法の話」2018年6月23日(西東京市民連合主催)
  • 講演「安保法制違憲訴訟原告から見た違法建築改憲」2018年6月17日、於 小平福祉会館市民ホール(主催:九条の会・小平)
  • 講演&音楽ライブ「楽しく聴いて知るコンサート 第2回」2018年5月28日、於 大田区民音楽ホール アプリコ
  • 講演「憲法と夢――人々が憲法に託したもの――」2018年5月3日、於:上智大学(主催:全国憲法研究会)
  • 講演「安保違憲訴訟における『人格権侵害』とは何か」2018年3月6日、於:浦和コミュニティセンター(主催:安保法制違憲訴訟埼玉の会)
  • 講演&音楽ライブ「歌でつなぐ憲法の話:平和のために歌い継がれたもの」2018年2月4日 於:港区立男女平等参画センター リーブラ(主催:港区・まちづくり区民円卓会議 みなと21女の会議)
  • 社会人講座「映画で学ぶ憲法」2017年10月~12月、於 早稲田大学エクステンションセンター
  • 講演「家族:開かれた憲法論に向けて――個人・尊厳・平等」2017年11月25日、於:中央大学理工学部(主催:9条科学者の会)
  • 武蔵野美術大学公開講座「芸術と法(文化芸術で見る憲法の歴史)」11月19日(日)、於:武蔵野美術大学三鷹ルーム
  • 武蔵野美術大学公開講座「芸術と法(表現者の社会ルール)」11月12日(日)、於:武蔵野美術大学三鷹ルーム
  • 講演&音楽ライブ「楽しく聴いて知るコンサート」2017年10月30日、於 大田区民音楽ホール アプリコ
  • 講演「憲法改正と、人権・平和・女性」2017年10月26日、於:文京区民センター(主催:一票で変える女たちの会)
  • 講演「憲法改正と、人権・平和・教育」2017年10月12日、於:ラポール日教済(主催:日本教職員組合「五者合同学習会」)
  • 講演&音楽ライブ「歌い継がれたThe Peopleの歌」2017年9月16日、於 ライブバーBUNGA(武蔵野美術大学教育改革助成に係る取組み)
  • 市民講座「表現の自由とジェンダー」2017年6月24日(和光大学・日本女性法律家協会共催)於:和光大学(主催:和光大学ジェンダーフォーラム、共催:日本女性法律家協会)
  • 市民講座「映画にみる人権の課題――医療をめぐる問題を中心に」2017年6月20日、於:三鷹市西多世代交流センター(主催:三鷹市西多世代交流センター)
  • 講演「共謀罪・危険な本質と副作用」2017年6月4日、於:小平福祉会館市民ホール(主催:九条の会小平)
  • 講演「憲法のきほん 第2回 自由と公共:人身の自由、表現の自由と公共の福祉」2017年5月22日、於:アーツ千代田(主催:保田卓也・三上悠里)
  • 講演&音楽ライブ「歌でつなぐ憲法の話・平和のために歌い継がれたもの」2017年5月7日、於:練馬区立男女共同参画センターえーる(主催:練馬24条の会)
  • 憲法講座「映画から学ぶ憲法」第1回「映画に見る共存社会への道」2017年3月25日、於 国立市公民館(主催:国立市公民館)
  • 憲法講座「映画から学ぶ憲法」第2回「映画に見る医療と人権」2017年3月25日、於 国立市公民館(主催:国立市公民館)
  • 講座「憲法のきほん 第1回 憲法とは何か」2017年3月27日、於 アーツ千代田(主催:保田卓也・三上悠里)
  • 講演「安保法制の矛盾と南スーダン問題――教員としての良心、市民としての良心」2017年2月13日、於横浜市鶴見公会堂ホール(主催:神奈川県教職員組合)
  • 講演&音楽ライブ「響け歌声・輝け憲法・あなたと私の自由のために」2016年12月18日、於 西国分寺いずみホール(主催:国分寺九条の会)
  • 早稲田大学エクステンションセンター社会人講座「映画で学ぶ憲法」2016年10月~12月、於 早稲田大学
  • 講演&音楽ライブ「平和のために歌い継がれたもの:憲法改正と女性たちのくらし」2016年11月26日、於 明治大学(主催:女性九条の会)
  • 講演「《憲法改正草案》と私たちのくらし」2016年11月13日、於 三鷹市市民協働センター(主催:三鷹9条の会)
  • 講演&歌唱ライブ「響け!歌声 自由のために」2016年8月28日 於練馬区大泉勤労福祉会館(主催:大泉9条の会)
  • 講演「「戦争はごめん」と言う資格について――安保法制と日本国憲法」2016年8月17日、@全国教育文化会館(主催:日本婦人団体連合会)
  • シンポジウム「天文学者と語りあう平和」2016年6月23日、於 武蔵野スイングホール(主催:天文学者の会)
  • 講演「止めよう!憲法崩壊 日本国憲法と安保法制、平和的生存権と良心」2016年6月4日、於:小平中央公民館ホール(主催:九条の会小平)
  • 講演「施行間近・安保法制で何がどう変わる?」主催:司法書士有志の会(2016年3月25日、於 東京司法書士会館)
  • 講演「安全保障法制と民主政治と人権」主催:国際婦人年連絡会(2015年11月4日、於:婦選会館)
  • 講演「平和的生存権と生命・幸福追求の権利」主催:一票で変える女性たちの会(2015年9月29日、於:ウィメンズプラザ東京)
  • 市民講座「『表現の自由』と共存社会における人権(目黒区社会教育講座)」主催:目黒区(2015年8月30日、9月6日、9月13日)目黒区民センター社会教育館
  • 講演「日本国憲法と2015年安保法制案」主催:安保法制を考える司法書士の会(2015年8月4日、於:司法書士会館)

学会役員など、社会における主な活動

2020年2月~ 日本ペンクラブ会員、自由人権協会会員
2018年10月~ 憲法理論研究会 学会誌編集委員長
2017年10月~ AV人権倫理機構 代表理事(2017年4月~10月 AV業界改革推進有識者委員会 代表委員)
2017年4月~ 9条科学者の会 共同代表
2015年8月~ 2017年7月 全国憲法研究会 学会誌『憲法問題』編集委員長
2015年6月~ 日本女性法律家協会 幹事(2016年6月~副会長)
2014年10月~ 憲法理論研究会 運営委員、編集委員
2011年1月~2017年12月 首都大学東京 アート教育倫理委員会 学外委員
2015年5月9日 全国憲法研究会 春季研究集会 司会
2014年12月~2016年11月 日本アニメーション学会総務委員
2014年10月~2015年9月 全国憲法研究会 企画実行委員
2012年10月~2014年10月 憲法理論研究会 運営委員、事務局長
2012年1月~12月 日本公法学会 運営委員
2009年10月 全国憲法研究会 秋季研究総会 司会
2006年7月~2007年7月 全国憲法研究会 編集委員
2002年10月~2004年9月 全国憲法研究会事務局

 


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