「世界」10月号に論説掲載

 

世界 2019年10月号 書影

世界 2019年10月号

「世界」10月号に論説が掲載されました。
《芸術の空間》と共存社会

ここで起きているのは、国家以前に存在するものとしての「表現の自由」であれ、国家や自治体の文化政策によって作り出された公共空間における「芸術の自由」であれ、すでに成立している「自由」の領分に、公権力が個人的選好や政治的価値観をもって踏み込んできた、という問題である…

今回の件は、この社会の寛容度・共存度がいかに危ういものであるかを映し出す政治的劇場となった。同時に、私たちが《芸術の空間》への理解を共有し、この状況を乗り切ることが、共存社会のためのレッスンとなるのではないか、とも思う…

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