トーク&ライブ 「LIVEアートと公的支援」に出演
12月17日(火)19:00、高円寺グレイン
このイベントの内容は、神奈川新聞に掲載されました。(12月18日掲載)
【時代の正体取材班=桐生 勇】川崎市麻生区で開催された「KAWASAKIしんゆり映画祭」で、慰安婦問題を扱ったドキュメンタリー映画「主戦場」の上映が市の懸念表明の影響により一度は中止になった問題で、市の対応や福田紀彦市長の「適切だった」との発言に抗議している市民有志のトークライブが17日、東京都内で開かれた。同じように慰安婦をテーマにしたドキュメンタリー映画の上映が右翼団体に妨害され、自身もインターネットなどで脅しを受けてきた映画プロデューサーの朴麻衣(パク・マイ)さんは「上映妨害という名での差別。その本質を見誤らないでほしい」と述べ、表現の自由の問題とともに、在日コリアンへの根深い差別にこそ目を向けるべきだと指摘した。
「アートと公的支援」と題したトークライブを主催したのは、市の対応に抗議する声明を出した市民有志メンバーで、憲法学者の石川裕一郎聖学院大学教授と武井由起子弁護士。憲法・芸術関連法が専門の志田陽子武蔵野美術大学教授、朴さん、しんゆり映画祭のスタッフもゲストとして参加した。
(中略)
志田教授は、元慰安婦を象徴した少女像などの展示に抗議や脅迫が相次ぎ、一度は中止になったあいちトリエンナーレの「表現の不自由展・その後」を巡り、文化庁が同芸術祭への補助金不交付を決めた問題に触れ、「芸術祭側と行政との信頼関係の上で、質の高い創作活動も成り立つ。国や自治体は後出しジャンケンでハシゴを外してはならない。民法で言う『期待権』を侵害する行為だ」と厳しく非難した。…
2020-01-28 by
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