毎日新聞にコメント掲載
「開催に道を開く決定だ」。企画展「表現の不自由展かんさい」の会場に予定されていた大阪府立施設の利用承認が取り消された問題で、会場の利用を認めた9日の大阪地裁決定。名古屋市で同様の展示会が中止に追い込まれたばかりで、大阪の実行委員会側は「表現の自由を守るため、行政は暴力に屈してはならない」と訴えた。
この問題でコメントを掲載していただきました。
武蔵野美術大の志田陽子教授(憲法学)は、9日の大阪地裁決定について「泉佐野訴訟で示された最高裁の判断基準を踏襲し、表現の自由を尊重した妥当な内容だ」と評価。「今回の決定は憲法を無視して公共施設の利用を拒む自治体側の『事なかれ主義』に対し、大きなけん制になるのではないか」と語った。
2021-07-09 by
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