東京都立大学システムデザイン学部で、「倫理講習会」の講師を務めました

芸術表現を支える法と社会ルール 志田陽子

【ご報告】

2025年4月3日、東京都立大学システムデザイン学部で、「倫理講習会」の講師を務めました。
学生が表現活動において知っておくべき基礎知識を学ぶ特別講座で、同大学内で担当している授業「芸術と社会倫理」のダイジェスト版となる内容です。
今年の講座ではとくに、なりすまし詐欺広告への注意喚起と、これが肖像権侵害と詐欺の複合的な違法行為であることの解説を追加しました。
また、質疑応答では、ついつい米国大統領にとっての「表現の自由」と欧州型・共存社会構築型の「表現の自由」は違っているので、同じ「表現の自由」という言葉が使う人によって大いに異なる可能性があることにも言及しました。初学者さんにはちょっとマニアックな話題だったかもしれませんが、目下の関心事として、どうしても触れずにいられない話でした。
今年度のスタートとして、講師側の私にとっても、良いウォーミング・アップになりました。

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