「法と民主主義」11月号に論説掲載

「芸術の自由」をめぐる憲法問題――支援の中の「自由」とは

法と民主主義 掲載紙面画像

8月1日に開会した芸術祭「あいちトリエンナーレ2019」が10月14日に閉会した。開催直後の8月3日、この芸術祭の中の企画展「表現の不自由展・その後」(以下、「不自由展」)の展示が中止となってから閉会後の現在まで続く一連の出来事は、「表現の自由」に深くかかわる問題として、多くの関心を集めることとなった。・・・(中略)
この問題は一般に「表現の自由への侵害」として語られているが、法的問題として考えるさいには、一般人が自由に(自費で)行っている表現と、芸術祭のように公の支援で成り立っているものを分けて考える必要がある。・・・

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