「司法が開催認めた『表現の不自由展』 批判と妨害 違い理解を」 東京新聞に論説掲載
本文より一部抜粋
・・・表現への妨害は、文化の担い手である社会全体にとって、深刻なダメージになる。このとき、社会が萎縮していくのか、それとも「表現の自由」を支える空気を作れるか。
主催者の姿勢も、文化行政の担当者も、警察も、自治体首長の言葉も、報道も、この成り行きに影響を与える。開かれた場を支え、それを壊す圧力には屈しない。それが法治国家における公の仕事である。《支える仕事》が成り立った場面を見ることができて、胸をなでおろしているが、日本社会の体質にしみついた表現の不自由問題はまだ終わっていない。
2021-08-02 by
関連記事