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2020-01-30

東京新聞「こちら特報部」(12月24日記事)にコメント掲載

上皇さま誕生日「平成の日」に?

東京新聞掲載志田コメント 20191224

30年ぶりに平日となった12月23日今年、平成から令和への天皇の代替わりがあり、天皇誕生日が2月23日に変わったからだが、明治天皇の誕生日は「文化の日」、昭和天皇の誕生日は「昭和の日」として続いている。平成の天皇だった上皇の誕生日は将来、「平成の日」として祝日に復活するのか。(聞き手・稲垣太郎記者)

武蔵野美術大の志田陽子教授(憲法)は「存命中の退位は憲法でも皇室典範でも想定されていないことなので、どうするかについては国民的な議論を呼び込むべきだ」と話す。
そして「存命中の人物の誕生日を祝日とすることは避け、逝去後に考えるという選択肢はあり得る」とした上で、「考えた結果、祝日にする選択もあれば、祝日として復活しないという選択もある。民意をきちんとすくい上げることが求められる」と付け加えた。
ただ志田氏は、再び祝日にするとしても、「名称には注意が必要だ」として、昭和天皇の誕生日の「みどりの日」から「昭和の日」に変更された例に加え、「文化の日」も「明治の日」と名称を変えようとする動きを挙げる。
今年10月には、保守系市民団体「明治の日推進協議会」が国会内で集会を開き、自民党議員でつくる「明治の日を実現するための議員連盟」に、改称に賛同する百万人超の署名を手渡した。戦中・戦前に戻るかのような改称には有識者疑問の声が出ている。
志田氏は「元号を日本社会にとっての基本的価値にしようとしているのではないか。天皇誕生日を祝日にする際に、名称が政治利用されないように気を付けるべきだ」と訴える。

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