ノーベル物理学賞受賞益川敏英さんの追悼コメント掲載 NHKニュースWEB

2021 0729 NHKニュース スクショ

物質を構成する基本的な粒子のひとつ「クオーク」が6種類あることを最初に予想し、2008年にノーベル物理学賞を受賞した益川敏英さんが、今月23日、上顎がんのため亡くなりました。81歳でした。

(以下、志田コメント部分のみ抜粋)

九条科学者の会 志田陽子さん「“巨星”だった」

益川さんは、自身の戦争体験などから2005年に発足した「九条科学者の会」の呼びかけ人となるなど平和を訴える活動に積極的に参加してきました。

「九条科学者の会」の共同代表で憲法学が専門の武蔵野美術大学の志田陽子教授は「益川さんは、戦時には学者が軍事に利用されるということの重大さから、学問の自由独立と科学者の良心、日本が選択した平和主義を守る必要性を常に鋭く意識しておられた。軍事研究が露骨に推奨され始めた2014年ごろからは意志を持って発言されていて、大きなスケールの社会的使命感を持った科学者という意味で『巨星』であったと思う。こうした方が失われ、空いた穴は大きい。意思を引き継いでいかないといけない」と話していました

 

ノーベル物理学賞受賞 益川敏英さん死去 81歳|NHKニュースWEB

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