美術手帖オンライン講座に出演
11月19日、「美術手帖」主催の現代アートを学ぶ連続講座・第2回で講師を務めました。
現代アートを支える公的支援・文化芸術政策に、大きなつまずきが起きています。そのことを、法学者とアーティストが知恵を持ちよって考えるためのレクチャーにしました。
2019年から、アートと憲法の関係を論じるべき場面が増えました。「公が干渉しない」という意味の「表現の自由」を確認する必要があると同時に、法が芸術を擁護しようとするあまり踏み込み方を誤れば、逆に「自由」を狭めることになってしまいます。レクチャーでは、この関係性を読み解いて整理し、《公が文化芸術を支援しつつ、その中身については表現者の「自由」「自主性」を尊重する》、という考え方が法の中にあることを確認します。この基本を、文化行政にかかわる人々と、公的助成を受けながら芸術活動を続ける人々の両方に共有していただけることを願って。
※この講演の内容は、平成31年度科研費採択研究「アメリカにおける映画をめぐる文化現象と憲法:映画検閲から文化芸術助成まで」の成果の一部です。
アートと憲法のトポロジー・1
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アートと憲法のトポロジー・2
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2020-11-19 by
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