毎日新聞 論点に論説掲載 「有害図書」規制/下

毎日新聞論点「有害図書」規制/下-08112023-screenshot

8月11日、毎日新聞の論点に有害図書規制についての論説(有料記事)が掲載されました。

有害図書(東京都は「不健全図書」)を18歳未満に販売することを禁じる自治体条例は1950年代以降、各地に広がった。制度の廃止に向けた具体的な動きはないものの、そのあり方を問う声は少なくない。制度は青少年の健全育成に資するものなのか。表現の自由を保障する憲法に照らして、その運用はどうあるべきか。

思考誘導あってはならない 志田陽子 武蔵野美術大教授

表現の自由は萎縮しやすい。特に公共空間で言論が規制されると、人は保身のため、たやすく口を閉ざしてしまう。だからこそ表現の自由は、憲法や法律で手厚く保護しなければならない。それは個人の人格形成や自己実現と同時に、民主主義社会に不可欠な権利だ。学問の探究や紛争の平和的解決にも必要とされる。…

 

関連記事