「教育と愛国」――この空間を窒息させるものは シノドス・トークラウンジで司会
2022年5月25日のシノドス・トークラウンジでは、「「教育と愛国」――この空間を窒息させるものは」と題して、ドキュメンタリー監督・斉加尚代氏をゲストに迎え、お話を伺いました。
2022年5月25日のシノドス・トークラウンジでは、ドキュメンタリー監督・斉加尚代氏をゲストに迎え、今春から大きな注目を集めている映画『教育と愛国』、そしてその基となった図書『教育と愛国――誰が教室を窒息させるのか』(岩波書店)を取り上げました。
近年、日本では、ヘイトスピーチ問題、芸術への妨害問題など、《負の歴史への向き合い方》が問われる問題が繰り返し起きてきました。同根と思われる問題が、教育現場にも…。この問題を描き出したドキュメンタリー映画『教育と愛国』は、教育にここまで政治が入り込んでいるという実態を、はっきりと描き出しています。
聞き手の志田は、斉加さんからの依頼で、この映画のパンフレットに掲載する解説原稿を書かせていただきました。映画の内容、いろいろな意味で、ここまでとは…。ところどころ思わず笑ってしまい、そしてこれはコメディではなく現実なのだと、慄然とする思いで気を引き締める、その繰り返しでした。
また、映画中に慰安婦問題について生徒とともに考える授業を行ったことで激しいバッシングを受けた平井美津子氏にもご登場いただき、当時の様子や、こうした授業の大切さについて、お話をいただきました。
2022-05-25 by
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