「歴史修正主義を考える」 シノドス・トークラウンジで司会

20220319 シノドス・トークラウンジ「歴史修正主義」

2022年3月19日、シノドス・トークラウンジで司会を務めました。

この回では、武井彩佳氏を迎えて、ご著書『歴史修正主義』を取り上げてお話を伺いました。

近年、日本でも、《負の歴史への向き合い方》が問われる問題が多く起きてきました。ヘイトスピーチ問題、芸術への妨害問題など、多くの「表現の自由」問題も、これと結びついているのでは、と考えさせられることが多々あります。

武井氏は、ニュルンベルク裁判、ホロコースト否定論、アーヴィング裁判(映画『否定と肯定』のもとになった裁判)、フランスのゲソ法などのイシューを取り上げています。これは現代社会の困難な諸問題に切り込むと同時に、「学問とは何か?」という根本的な問題に切り込む議論ともなっています。「必要なのは、歴史修正主義を論破することではなく、むしろこれが社会の基盤を揺るがし、民主主義を蝕むために、私たち自身の問題として考えることです。」と、武井氏は述べていました。有意義なトークイベントとなりました。

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